リトル・ダンサー(2000)


 
 
炭鉱で働く父親と兄はストライキ中。
母親のいない11歳のビリーは、ちょっとボケたおばあちゃんの
面倒をみています。
ちょっと反抗期のビリー。でも、おばちゃんにはやさしい。
 
ビリーはボクシングの練習に行くと偽り、父親に内緒でバレエを習いだします。
そしてバレエの先生からロイヤル・バレエ学校への入試を薦められますが
「男がやるのは、サッカーか、ボクシングか、レスリングだ!」と
父親はバレエに反対します。
しかしある日、ビリーの踊る姿を観た父親は
彼の踊りに心を打たれてしまいました。
 
そして父親は、お金のために組合を裏切り、ストライキ破りを決心します。
息子の夢を叶えるために、彼は自分の信念を捨てたのです。
ストライキ破りをした父親と、兄のトニーがやりあう場面は感涙もの。
そうです、これが親です・・・。
 
頑固で、不器用で、世渡り下手な父子。
言葉が足りずに、つい殴ってしまうことも。
でも本当は、誰よりもわが子を愛しているのです。
 
ロンドンに発つビリーのバスを、「寂しい・・」と走って追いかけるトニー。
ここも、感涙×2。
 
成長したビリーから、父と兄
そして親友への「白鳥の湖」の初公演の招待で物語は終えます。
 
誇らしげな父親の顔。
ラストもとても感動的でした。
お気に入りです。
 

 
【あらすじ】yahoo!映画より
1984年、イギリス北部の炭坑町。11歳のビリーは炭坑労働者のパパと兄トニー、おばあちゃんと暮らしていた。ある日、ビリーの通うボクシング教室のホールにバレエ教室が移ってきた。ふとしたことからレッスンに飛び入りしたビリーは、バレエに特別な開放感を覚えるのだった。教室の先生であるウィルキンソン夫人もビリーに特別な才能を見出した。それからというものビリーはバレエに夢中になるのだが……。