「愛の作家」と呼ばれているアイリス(ジュデイ・デンチ)。
彼女はアルツハイマーに冒され、言葉を失っていきます。
夫のジョン(ジム・ブロードベント)は、そんな彼女を介護しながら
はじめて出会ったころを思い出します。
若かりし日のアイリス(ケイト・ウィンスレット)は美しく
そして恋愛に自由奔放でした。
ケイトが見事に脱いでいました。
結構逞しい身体だなぁとか、胸が大きいなぁとか
ヌードがあるのにダイエットしなかったのかなぁ・・とか思ってしまいましたが。
(余計なお世話です。笑)
夫が妻を、生涯にわたって愛し抜き、献身的に支えるという物語。
痴呆症を描いた作品では、邦画では「恍惚の人」という作品がありましたよね。
「恍惚の人」ではボケた舅の面倒を、嫁がほとんど背負わされていました。
もし私が家族を介護する立場になった時も
愛よりも「責任」から面倒をみると思います。
幼い子どものように手がかかるようになってしまった妻。
暴れたり、徘徊したり、家の中は荒れていきます。
それでも夫は施設に入れるのを拒否し、自分で面倒をみます。
それは、妻を心から愛しているからです。
頭がよく、複数の男性からモテまくり、夫からは死ぬまで愛される・・
アイリスはそういう女性。
もしそんな女性がいたら、羨ましい限りですが
彼女にもきっと、不満はあったのでしょうね。
主人公2人(4人)の演技は逸品でした。