ボー・ジェスト(1939)

 
 
 
これは面白い作品でした。
冒頭から展開がとにかくうまい。
謎だらけで、グッと引き込まれてしまいます。
 
部隊が到着した砂漠の砦。様子を探る為に部隊のラッパ主がはいりました。
そこは死体だらけで、壊滅状態でした。
ラッパ主はひとりの死体に手紙が残されていたのを発見します。
紙には「青い水を盗んだ」という文字。
次に少佐が砦に入りますが、ラッパ主がいなくなっています。
どこからか誰かが銃を撃ってきます、敵か?
ついには誰もいないはずの砦から火が・・・いったい誰が??
 
青い水とは3万ポンドの値がつくサファイアのこと。
ボー、ディグビー、オーガスタス(ガシー)のジェスト三兄弟の叔母から盗まれた宝石のことです。
しかも盗んだのは兄弟三人のうちの誰かひとり。
そして三人は外人部隊に入ります。
 
宝石がなくなるまでのエピソードも面白いし、
部隊に入ってからも、宝石が狙われたり
鬼軍曹がいたりと実に見ごたえがあります。
 
物語のつじつま合わせが実に素晴らしい。
サスペンスとしても一流だし、軍隊ものとしてもいい。
 
お気に入りに決定。
 

 
【あらすじ】allcinemaより
孤児のジェスト三兄弟は、彼らを養子に迎え愛情を注いでくれた叔母の経済的危急を知り、最後に残された宝石“青い水”を守り抜くため、無断で持ち出して外人部隊に加わった。長男ボー(クーパー)を中心に堅い兄弟愛に結ばれた彼らは、戦場で獅子奮迅の活躍を見せるが、結局、末弟ジョンだけが生還し、“青い水”を逝った兄たちの手紙と共に叔母に返す。