洋画・ドラマ
綺麗な映画でした、素晴らしい映像美。夜道にはノワールの香り。クラッシックで幻想的な風景。セピア色に輝く女性がとても美しい・・ 研究が未完のままの言語学者ドミニク・マティ(ティム・ロス)。自殺しよう訪れたブカレストで雷に打たれたのをきっかけ…
優柔不断なダメ男といったらこの人、ヒュー・グランド。 ウィルは働かずに親の印税で暮らす小金持ち(なんて羨ましい。笑)。そして女性が大好き、しかし長続きはしません。ある女性との別れをきっかけに、シングルマザーに狙いを絞った彼はシングルの親の…
なにがすごいって、心と身体に傷を負った馬のピルグリムの迫真の演技。事故で暴れ馬になってしまったピルグリムが、再び人間に心を許してゆくエピソードは実に感動的です。恐怖から、優しさへと変わってゆくその眼差しに動物好きの方なら思わず涙を流してし…
仕事で成功したり、美貌に恵まれていたりしながらもどこか満たされない、なにかが足りない・・私的には共感できる登場人物ではありませんでしたがでも、もし自分が独身のキャリアウーマンだったなら違う視点で観れたと思います。 「あなたは幸せのフリをす…
リー・マーヴィンとジェームズ・コバーンの顔の区別がイマイチつかないのはムービーファンとして失格でしょうか?私・・(笑)。 列車に無銭乗車することを生きがいとする「ホーボー」と呼ばれるホームレスのナンバーワンの男と彼らを乗せまいとする車掌と…
「もはや善は通りすぎた。」 不運にも偽札をつかまされた男性が、冤罪で有罪となりどん底まで転落して行く物語。この作品、登場人物の心理描写が皆無で、怒りや喜びや悲しみが一切表現されていません。そして、物語を説明するような映像もありません。徹底…
この作品を観たら、ムービーファンなら誰でも比較するのが「マイ・フェア・レディ」(1964)なのではないでしょうか。オードリー扮する下町の娘が、言語学者の訓練により淑女に変身し恋する物語とかぶります。 ロシアの元将軍ボーニン(ユル・ブリンナー…
熱いトタン屋根の猫(Cat on a Hot Tin Roof)とは「不安で落ち着かず、びくびくする」と言う意味があるそうです。 26才のエリザベス・テーラーと、33才のポール・ニューマン。キラキラと宝石のように輝くオーラに包まれています。美しいこと、このうえあ…
公開当時観た作品なのですが最近ジェフリー・ラッシュがお気に入りなので。笑BSで放映していたのを再び鑑賞してみました。 天才ピアニストでありながら厳格な父親から束縛され自由を奪われていたデイヴィッド。この父親役のアーミン・ミューラー=スタール…
落ち目のカントリー歌手のバッド。長旅のあと車から出てきて、駐車場におしっこを捨てるシーンからの登場はインパクトありましたね。そのせいか、その後のジーンとのロマンスに入り込めなくなったという私にとっての悲劇。 ボロの愛車でドサ周りをしながら…
離婚して一年、華々しい生活を送っていたダイアナ元妃が自動車事故で死亡します。歴代の君主と同じやり方でダイアナ元妃を「私人」として密葬すべきと考えたエリザベス女王。 しかし、民衆やメディアはそんな王室を批判し一方的なバッシングをするようにな…
劇作家として成功していたアンは、ギルバート(なぜか、フランスで戦死しているし)を亡くしグリーンゲイブルスを売却するため、アヴォンリーへ帰ってきました。そこでアンは、自分の生い立ちを題材にした、舞台作品の脚本を書くことにします。 これは、私…
おかえり、アン。・・・帰ってこないほうが、よかったかも。笑 アンの魅力とか輝きが失われてしまったというのが、正直な気持ちです。グリーンゲイブルズが荒れ果てしまうという設定も、ファンにとっては非常に悲しかった。 医師となったギルバートと作家を…
「赤毛のアン」の続編。見所はやはり、アンがギルバートに対する愛に気が付くところでしょう。 ギルバートに「親友のままでいましょう」と言ってしまうアン。ロマンチックで夢見るアンは、ダイアナが現実的な結婚を選んだことも信じられません。 アンは教師…
「赤毛のアン」は、本好きの女性の多くが読んだことがあるのではないでしょうか。原作も感動を呼ぶ名作ですが、この映画もとても素晴らしい作品です。 本と空想が好きで、お喋りで、かんしゃく持ち。痩せていて、赤毛でそばかす。そんなアンが、マニラとマ…
山田洋次監督の名作「幸福の黄色いハンカチ」のリメイク。これはこれで、それなりに良い作品なのではないでしょうか。。 武田鉄也さんのしつこさというかクドさがないぶん、爽やかに仕上がったような気がします。笑 舞台は北海道から、ハリケーン・カトリー…
アルプスの麓、フランスのある地方に住む少女リラ(ベルティーユ・ノエル=ブリュノー)。この女の子、髪の毛を両側に三つ編みのおダンゴにまとめていてとても可愛いのです。そしてさすが、おフランス。洋服もお洒落で着こなしも完璧。笑 なんといっても素…
腐女子というコトバは最近知ったのですが。美少年同士の恋愛「ボーイズラブ」を好む女性のことらしいです。なぜ、女性なのに男性同士の恋愛に興味があるのでしょう?でも「ボーイズラブ」って結構、今ブームらしいんです。 この作品も、男性同士の純愛映画…
こう改めて観てみると、エディ・デューチン役のタイロン・パワーが大学生にしてはあまりにおっさんだなぁ・・と思ってしまいましたが。 ラストに流れる「トゥ・ラヴ・アゲイン」がとにかく最高、感動の作品。 社交辞令で言われたセリフを本気にして、ピアニ…
職場である炭鉱の閉鎖が確実となったブラスバンド。そんな最中、グロリア(タラ・フィッツジェラルド)が故郷にもどってきた。彼女はフリューゲル・ホーンをうまく吹きこなせることから、男性オンリーだったメンバーの仲間入り。そして彼女は幼いころ、メンバ…
『ブレードランナー』は、とてもファンが多いことでも有名な作品ですよね。 この作品は、なんといってもロイ(ルトガー・ハウアー)が素晴らしい。あの絶望感、哲学的なセリフ、そしていい男。 レイチェルの人工的で完璧な美しさも良かった。髪をおろした姿は…