おかえり、アン。
・・・帰ってこないほうが、よかったかも。笑
アンの魅力とか輝きが失われてしまったというのが、正直な気持ちです。
グリーンゲイブルズが荒れ果てしまうという設定も、
ファンにとっては非常に悲しかった。
医師となったギルバートと作家を目指すアンは、
ニューヨークで暮らすことになります。
しかし、それぞれ自分の追う夢に挫折し故郷に帰り結婚します。
だいたいアンの性格で、原稿を盗まれたくらいで挫折するなんて、
ありえるでしょうか。笑
折しも第一次世界大戦の真っ最中。
ギルバートも軍医として出征しますが、
ヨーロッパで行方不明になってしまいます。
アンは単身、ギルバートを探す為にヨーロッパの最前線へとむかい
戦火の中、フランス、英国、ベルギー、ドイツの国々を尋ねて廻るのです。
原作とは違うオリジナルストリーということですが、
アンのキャラクターも全く違ってしまいました。
ラストは良かったです。
アンは自分がそうであったように、養子を迎えます。
その男の子が、あまりにも可愛いのです(それだけなのですが)。
この作品は「赤毛のアン」としてではなく、
ただの戦争メロドラマとして観るのが得策でしょう。
【あらすじ】goo映画よりプリンス・エドワード島、アボンリー。アンはマリラの死後、はじめて帰郷した。ニューヨークの病院で外科医として働くことになった婚約者のギルバートは、自分と一緒に行ってくれるようアンを説得する。そのために、ギルバートは大手出版社にアンの働き口を手配していた。しかし、そこで編集者として働くことになったアンは自分の原稿をやり手ライターのジャックに盗まれてしまう。一方、ギルバートも大都会の病院で横行する政治の渦に翻弄され打ちのめされる。夢破れた2人はプリンス・エドワード島へと戻り、結婚する。しかし、ほどなくしてギルバートは戦場へと発ち、そのまま行方不明になってしまう。アンはギルバートの足跡を辿ってフランスへ渡るが…