ダレン・シャン(2009)



これは映画なのですよね?
お金を払って劇場で見た方も多くいらっしゃるのでしょう
だけどこれでは、まるでテレビシリーズの第1話かパイロット版
もう少しひとつの作品として完結してほしかったと思います

興行成績が大切なのもわかりますが
子どもたちからお金をもぎ取ろうとする
そんな魂胆が見え見えなのもいやらしい

児童ファンタジーのベストセラー本が原作ということ
親友の命を助けるためハーフヴァンパイアになってしまった少年と
ヴァンパイアになりたかったけれどバンパニーズになった少年
親友だけれど違い過ぎるふたりは
(これから)敵同士になってしまう(ようです)

「人間の心を失わない」というシリアスな部分でも
主人公の心の葛藤が描かれていないので感情移入できないし
親友のスティーブもただのチンピラ風で同情できません

しかも続編があるのかと思ったら、ないという(笑)

なんとも中途半端で残念な作品でした
ツッコミ系でお願いします



【解説】allcinemaより
ダレン・シャンのベストセラー・シリーズを「アメリカン・パイ」「アバウト・ア・ボーイ」のポール・ワイツ監督で映画化したファンタジー・アドベンチャー。ひょんなことからハーフ・バンパイアとなりバンパイアの助手をするハメになった少年が、バンパイア同士の抗争に巻き込まれながらバンパイアとして成長していく姿を描く。主演はクリス・マッソグリア。共演にジョシュ・ハッチャーソン。ジョン・C・ライリー、渡辺謙ウィレム・デフォーサルマ・ハエックら実力派が脇を固める。
 ごく平凡な16歳の少年ダレン・シャンは、親友のスティーブと一緒に<シルク・ド・フリーク>なる奇怪な見世物小屋を訪れる。蜘蛛マニアのダレンは、ラーテン・クレプスリーという男が操る巨大な毒蜘蛛に魅せられ、思わず楽屋から盗み出してしまう。しかし翌日、スティーブがその蜘蛛に噛まれてしまい、昏睡状態に。解毒剤を求めてラーテンを再訪したダレン。彼はそこで交換条件として、ハーフ・バンパイアとなり本物のバンパイアであるラーテンの助手をするよう求められる。スティーブを助けるため、その条件を受入れるダレンだったが…。