スパイダーマン:スパイダーバース(2018)

「ありがとう、独りじゃないって教えてくれて」
 
アカデミー賞ほか多くの賞を受賞したものの
またスパイダーマン」かよ、スーパーヒーロものかよ
という気持ちで鑑賞しましたが(笑)
 
スミマセン、謝ります
噂通りスゴイ傑作でした
スパイダーマン」シリーズだけでなく
アニメーション映画の歴史を作り変えたと言っても
過言ではありません
 
抜群のセンスで、アニメいう枠には収まりきれない
アーティスティック作品
オープニングのコロムビアの女神でシビれ
マーベルのロゴが出てくるシーンから
エンディングまでかっこいい
 
「ミライの未来」のスタッフ授賞を逃したコメントが
「スパイダーバース面白いんですもん」だったのも頷けます(笑)
ニューヨークのブルックリン
名門私立校に通う中学生マイルスは
叔父のアーロンとスローアップ(スプレーペインティング)しているとき
放射能クモに噛まれ、スパイダーマンの能力を身に着けてしまいます
しかしその力をうまくコントロール出来ずにいました
 
そんなある日、時空が歪めようとしているキングピンと戦う
スパイダーマンの死に直面してしまいます
そして歪められた時空から集められた
ユニバース(異なる次元)で活躍する
スパイダーマン(ピーター・パーカー)
スパイダウーマンのグウェン
白黒のスパイダーマンノワール(ピーター・パーカー)
ペニ・パーカーとスパイダーマンの能力を持つパワードスーツSP//dr
スパイダーハム(ピーター・ポーカー)(豚の姿のパロディキャラ)
と出会うのです
マイルスは5人のスパイダーマンと共にキングピンの野望を阻止し
しかも5人のスパイダーマンをもとの世界に戻そうとします
 
これはアクションもキャラクターも秀逸で(メイおばさんが最強 笑)
笑いあり、友情あり、親子愛あり
そして、なんといってもビシビシと感じる
クリエイター達のチャレンジ精神と勇気に
ワクワクが止まりません
 
クールで革命的で最高にホット
そうだよ、これがSONYだよ(笑)
これこそ映画界の歴史を塗り替えるアニメーション
 
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【解説】allcinemaより

 マーベルの人気スーパーヒーロー“スーパーマン”を「くもりときどきミートボール」「LEGO(R)ムービー」のフィル・ロードクリストファー・ミラーの製作、フィル・ロードの脚本でアニメ映画化したSFアクション・アドベンチャー。初代スーパーマン=ピーター・パーカー亡き後の世界を舞台に、2代目スーパーマンとなった少年マイルス・モラレスが、時空のゆがみによって異次元からこの世界に飛ばされてきた様々なスパイダーマンたちと力を合わせて世界の危機に立ち向かう姿を、最新技術を駆使した革新的映像表現とともに描き出す。声の出演はシャメイク・ムーア、ヘイリー・スタインフェルドリーヴ・シュレイバーマハーシャラ・アリ、リリー・トムリン。
 スパイダーマンことピーター・パーカーの突然の訃報を受け、悲しみに暮れるニューヨーク市民たち。そんな中、ひょんなことから突然変異した蜘蛛にかまれ、スパイダーマンの能力を手に入れた13歳の少年マイルス・モラレス。彼はピーターの遺志を継いで新生スパイダーマンとして世の中を守ると誓うが、自分の力をうまくコントロールできずに不安ばかりが募っていく。するとこへ、死んだはずのピーターが中年の姿で現われる。彼は、闇社会に君臨するキングピンの恐るべき実験によって時空がゆがめられたために、別の次元から飛ばされてきたのだった。マイルスはキングピンの野望を阻止し、中年ピーターが元の次元に戻れるよう、一緒に戦うと決意するのだったが…。