カメラを止めるな!(2018)




ポンっ!


あまりの「すごい」「面白い」の評判に

「ネタバレ禁止」や「2度見たくなる」という触れ込み

期待しすぎたのが悪かったのか

私の感性がおかしいのか


37ワンシーンワンカットのゾンビサバイバル」シーンでは

すごい睡魔に襲われてしまい、寝てしまうという始末(笑)




気を取り直して第二部へ

ゾンビ映画部分は学芸会に色をつけたくらいのXYZ級だったけど

ここからがこの作品の真骨頂なのね?

なにかスゴイどんでん返しがあるのよ、きっと



・・・



・・・



これは




製作費は約300万円、俳優はギャラをもらうのではなく

逆にお金(1人約14万円)を払って映画に出演するという

小規模映画として見れば、面白いということ


邦画の歴史を塗り替えたくらいの

傑作という先入観で見てはいけないのです




そしてこの作品の特徴が

観客目線でなく、監督目線(すぎる)である、ということ


そこに共感できるかどうかで

見方はずいぶん違うと思います



監督と同じ目線や

映画を作りたい人、俳優を目指す人たちの気持ちになったら

映画への熱い愛を感じるでしょうし


お金がなくても、アイディアで面白くしようという思いに

エールを送りたくなるでしょう




でも
、私的にはもっとゾンビ映画に対する愛も欲しかった(笑)

監督の家には大御所ロメロ作品のポスター貼るとか

娘のTシャツも「死霊のはらわた(1981)

バタリアン(1985)にしなきゃだめよ(笑)


もしかしたら、ここまでヒットしなかったほうが

カルトな映画として後々まで語り継がれたのかも知れません




【解説】allcinemaより

 インディーズで活躍してきた上田慎一郎監督によるENBUゼミナールの《シネマプロジェクト》第7弾作品にして記念すべき劇場用長編デビュー作。その巧みな脚本が評判を呼び、日本のみならず海外の映画祭でも話題を集めたゾンビ・ホラー・コメディ。とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。それは37分ワンカットのゾンビ・サバイバルというテレビ局の無理難題を受け入れた監督によるあまりにも無謀な挑戦だったのだが…。