アジャストメント(2011)




藤子不二雄さん、「どこでもドア」パクられていますよ?笑

ファンタジーとしてはホノボノしていないし
サスペンスとしてはハラハラしないし
メン・イン・ブラック」のような楽しさもない・・

ジェイソン・ボーン・シリーズは面白かったので
期待してしまったせいか肩透かしな作品でした。

本筋は「仕事」と「恋愛」のどちらを取るか?が
テーマだと思います。

デヴィッドというひとりの下院議員を
大統領にするために働く運命調整局。
人が決められた運命と違う方向に向かった時
(天使か異星人の)調整局のエージェント達は微調整して
運命に逆らえないようにするのです。

しかしこのエージェント達がドジなんですねえ。
人類は失敗の歴史を繰り返して来たなんて
それはアナタ達が仕事できなかっただけでじゃない?と
こちらが説教してしまいたくなります。笑

デヴィッドもエリースという女性と出逢い
恋をしてしまいます。
ドンピシャ好みで一目惚れ、運命の女性、ストーカーへの一本道。
しかしデヴィッドは将来大統領になり世界を救う人間。
調整局はふたりを引き離そうとします。

運命に逆らって好きな人と一緒になる・・
そのシチュレーションに胸がキュンとくるかどうかで
この作品の好みは分かれるのかもしれません。

でもこんなに相手を自分の理想だと信じていると
結婚してから欠点ばかり目がいってしまいそう。
アメリカ人は大恋愛の方が離婚率が高いといいますもの。
私だったらこんなジェットコースターのような恋愛より
立派な男になってから迎えに来てほしい。笑

それにしても、エリースに2度もフラれたエイドリアン君は
カワイソウよね。
調整局は彼にもちゃんと幸せな将来を用意してあげてね。



【解説】allcinemaより
人気SF作家フィリップ・K・ディックの短編小説を“ジェイソン・ボーン”シリーズのマット・デイモン主演で映画化したSFサスペンス・アクション。人々の運命が超自然的な存在“アジャストメント・ビューロー(運命調整局)”によって管理されていることを知ってしまった主人公が、その得体の知れない巨大な力に反撃していくさまを描く。共演は「ヴィクトリア女王 世紀の愛」のエミリー・ブラント。監督は「オーシャンズ12」や「ボーン・アルティメイタム」の脚本を手掛け、本作が監督デビューとなるジョージ・ノルフィ
 将来を嘱望されていた若手政治家デヴィッドはある日、美しい女性、エリースと出会い心惹かれる。しかし、彼女との仲が深まり始めた矢先、彼は突如現われた黒ずくめの男たちに拉致されてしまう。彼らは“アジャストメント・ビューロー(運命調整局)”という謎の組織に所属し、人間たちがあらかじめ決められた運命から逸脱しないよう、超人的な能力で監視・調整を行う集団だった。そしてデヴィッドに、本来出会う運命にはなかったエリースとは今後決して再会しないよう強引に従わせようとするのだったが…。