スター・ウォーズ エピソード1 /ファントム・メナス(1999)

「恐怖は怒りへ、怒りは憎しみへ、憎しみは苦しみへとつながる」

 

スター・ウォーズの新3部作/プリクエル・トリロジー(前日譚の3部作)の1作目

原題はStar Wars: Episode I – The Phantom Menace

悪名高きダース・ベイダーとなるアナキン・スカイウォーカーの半生と

銀河共和国崩壊と銀河帝国へと変貌

ルーク・スカイウォーカーとレイア姫の誕生までを描いた物語

今さらながら鑑賞

スターウォーズの旧3部作も、キャッチフレーズの

「遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・」くらい大昔に見たきりなので

ついていけるかなと思ったのですが大丈夫でした(笑)

なんというか、ドラクエみたいな感じ?

スター・ウォーズにもドラクエ・ファンにも怒られるわ 笑)

ストーリーそのものがわかりやすく全世代楽しめ

スター・ウォーズ用語なるもの中二病心をそそります

「フォース」 とは「予知力」や、ものを動かす念力

相手の心を読んだり、離れた場所から自分の意思を伝えるテレパシーといった

いわゆる超能力のことで、使い方によって「ライトサイド」(善行)と

「ダークサイド」(悪行)に別れてしまうという危険な能力

 

「ジェダイ」とは、ライトサイドのフォース

(執着や怒りを捨てる)持つ平和の守護者のこと

ジェダイ・パダワン=ジェダイ修行生(子供が多い)

ジェダイ・ナイト=一人前になりパダワンを1人弟子に持てるジェダイ

ジェダイ・マスター=多大な功績を挙げたジェダイ、ナイトを弟子に持てる

グランド・マスター=ジェダイの最高位(一番偉いヨーダさんはココ)

 

「シス」とは、もともとはダークサイドのフォース(情熱、怒り、憎しみ)を持つ

赤色皮膚の原住種族(赤いライトセーバーを持ってるのが特徴)のこと

そこに銀河系を支配したいダーク・ジェダイ(ジェダイの反逆者)達が集まり

やがて君臨することになるのがダース・ベイダー

 

「銀河共和国」とは、何万年にもわたり銀河系を統治していた民主連邦国家

軍隊などはなく、ジェダイが治安維持を担っていたが衰退

「通商連合」とは、ニモーディアン族運営する巨大な星間貿易企業体で

銀河共和国の通商ルート抗議、シスの支援により惑星ナブー侵略

「銀河帝国」とは、ダース・シディアスの陰謀で銀河共和国が解体されたあと

軍事力と恐怖によって新たに誕生した独裁国家のこと

 

「ドロイド」はロボット、「ブラスター」「クレジット」お金の単位

「コムリンク」は通信機、「ハイパースペース・ジャンプ」はワープ

「パーセク」 は距離の単位(1パーセク≒3光年)

「コア・ワールド」は銀河共和国(のちの銀河帝国)がある銀河系の首都惑星

「アウター・リム」は銀河系の辺境域にある惑星(植民地)の数々

残虐行為により通商連合に資源を搾取されたり、銀河帝国の軍事基地にされている

「ポッドレース」は人気(命がけ)の賭博レース

2基(または4基)のタービン・エンジンとコクピットをケーブルで繋いだ

マシン(ポッドレーサー)で行われる

とりあえずこれくらい覚えておけば大丈夫、だと思う(笑)

だからと言って、レビューは難しい作品でした(笑)

もちろん映画的に面白いし、ファンの多い作品ですが

決してスペース・ファンタジーだけでなく
実は政治、宗教、人種差別・・

ルーカス的アメリカを表現したかった物語ではないのかと

そう思います

32BBY32Before the Battle of Yavin (ヤヴィンの戦い32年前

(初作スターウォーズ(エピソード4)ルーク19歳=ゼロBBYの設定

銀河共和国政治は腐敗元老院は機能を失い

分離主義勢力の通商連合(貿易ルートを支配し国家並みの資産と軍事力を持つ)は

アウター・リムに貿易関税すため

 

銀河系の平和を取り戻そうとする

惑星ナブーのアミダ王女(キーラ・ナイトレイ) が議会に出席するのを防ぐため

航路封鎖しようとします

 

この事態に共和国議会の元老院最高議長ヴァローラムは

ふたりのジェダイ騎士のクワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)と

オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー) を特使として惑星ナブーに派遣

ふたりはバトル・ドロイド通商連合運用する兵士 に襲われますが

ナブーの原住種族グンガン(架空の種族)で集落を追放され

ジャー・ジャー・ビンクスに助けられ

水中にあるグンガン都市からナブーの首都シードを目指しアミダラ女王を救出

 

ナブーを脱出し、惑星コルサントへアミダラ女王を連れていこうとしますが
通商連合の追っ手の攻撃を受け船が破壊、惑星タトゥイーンへ降り立ちます

そこでクワイ=ガンとアミダラ女王の侍女パドメ (ナタリー・ポートマン)

グンガン族のジャー・ジャー・ビンクスと出会い

船の修理のため、何でも屋のワトーの経営するジャンク屋へ行くと

奴隷として雇われている少年アナキン・スカイウォーカージェイク・ロイド)は

美しい年上の女性パドメに一目惚れ

一方、アナキンにこれまでにない強いフォースを感じたクワイ=ガン

しかもアナキンの母親シミ(ペルニラ・アウグスト)の

「この子には父親がおらず、身ごもった」という言葉に

彼こそジェダイの予言にある「選ばれし者」ではないかと悟ります

(処女懐胎=フォースによって生み出された存在)

クワイ=ガンは船の修理費と(ここでは共和国の通貨が使えない)

ワトーからアナキンを引き取るため

ポッドレースアナキンを賭けることにします

ポッドレースで優勝したアナキンは

掛けに負けたワトーから解放されジェダイになることを決意

母親と辛い別れをします

一方でダース・シディアス(パルパティーン)から

護衛のジェダイ(クワイ=ガンとオビ=ワン)を抹殺し

アミダラ女王を捕らえてナブーに連れ戻すよう密命を受けた

ダース・モールが惑星タトゥイーンにやって来ます
シディアスは通商連合のナブー侵略を合法化するための条約に

どうしてもアミダラ女王のサイン必要でした

アミダラ女王隊のパナカ隊長がナブーのシオ・ビブル首相から届いたホ

ログラム・メッセージを受信したことで

(通商連合(シスの裏工作)により逆探知された)

船の場所が特定されてしまったのです

ダース・モールはドロイドを使ってジェダイを捜索

船に戻ろうとしていたクワイ=ガンとアナキンを急襲します

ダース・モールの攻撃をクワイ=ガン食い止めている間 (タトゥイーンの対決)

アナキンが船に飛び込むと「離陸させろ!」 と命令するクワイ=ガン

(パドメは先に船に戻り出発の準備をしていた)

 

船がふたりの戦っている真上に達したとき

クワイ=ガンはジャンプして船のハッチに飛び乗り

ダース・モールはタトゥイーンを脱出しようとする船を見上げるだけでした

留守番(船の修理など)をしていたオビ=ワンに

アナキンを紹介するクワイ=ガン

しかしこのときオビ=ワンは、なぜクワイ=ガンがフォースが強いというだけで

アナキンに執着しているのか理解できませんでした

 

コルサントに戻ったアミダラ女王は元老院議会で

ナブーの危機を報告し、通商連合にはナブーを解放するよう訴えますが

通商連合が「調査団を派遣して事実確認をすべきだ」と(時間稼ぎ)要求すると

最高議長のヴァローラムは通商連合の手続きに従うことを承認します

 

絶望するアミダラ女王に、彼女の政治的バックボーンで

相談役のパルパティーン(イアン・マクダーミド)は

「ヴァローラム議長は汚職官僚の言いなりで、ナブーを救う気はない」

法を執行できない議長に「不信任案」を提出し

新しい議長を選出するべきだと提案します (王家の影響力を利用する)

 

このイアン・マクダーミドが巧いですね

いかにも温厚で善良そうな笑顔と甘言、だけどうさん臭さプンプン(笑)

パルパティーンの策略により、不信任案を出してしまうアミダラ女王

ヴァローラムは解任され、新議長の選挙が行われることになります

一方で、ジェダイ評議会にアナキンを自分のパダワン(弟子)にしたいと

申請するクワイ=ガンでしたが

評議会の最高位であるヨーダやメイス・ウィンドゥは

パダワンになるには「年齢が高い」

「恐怖」(ダークサイド) や「母親への執着」を抱いている

すでにクワイ=ガンにはパダワン(オビ=ワン)がいるという理由で

(ジェダイ・マスターが持てるパダワンはひとりのみ)

「新しい弟子を取ることは認められない」 という決定を下します

それでも食い下がらないクワイ=ガンにヨーダは

まずはナブーを侵略している通商連合の問題が先

少年については追って判断する、と促すのでした

新議長が決まる前に、故郷ナブーの民が全滅するかも知れないと

焦ったアミダラ女王は共和国に頼るより

クワイ=ガンやオビ=ワンをたちとともに、ナブーへ帰還

通商連合から逃れて潜伏している水棲種族グンガン族に同盟を申し出るため

ジャー・ジャー・ビンクスの案内でグンガンのリーダーボス・ナスに会いにいきます

よそ者を嫌うボス・ナスはアミダラ女王への協力を拒みますが

突然パドメがアミダラ女王の前に出て、ボス・ナスの前で膝をつくと

「私はアミダラ女王です、彼女(サーベ)は私の命を守る影武者です」

「私たちの民はひとつ、ともに戦いましょう」と頭を垂れます

パドメの真摯な態度にボス・ナスはパドメと同盟を結ぶことを約束

 

さらにパドメは、グンガン族の大軍が通商連合軍に戦いを挑めば

総督ヌト・ガンレイ率いる首都王宮のドロイド兵も防衛に参戦するはず

警備の手薄になった王宮にパドメの部隊とジェダイが潜入し

総督のヌト・ガンレイを捕らえることを計画

そうして共和国軍+グンガン軍と通商連合のドロイド軍による

「ナブーの戦い」が始まります

パドメの部隊とジェダイが王宮の格納庫に突入すると

そこにはダース・モールが待ち構えていました

クワイ=ガンはアナキンをスターファイターのコクピットに隠れさせると

「ここは我々が引き受ける」とパドメたちを謁見室(玉座の間)に向わせ

オビ=ワンとともにダース・モールを食い止めることにします

ダース・モールが2本の赤い(ダブルブレード)ライトセーバーを伸ばし

クワイ=ガンが緑、オビ=ワンが青のライトセーバーで挑む

地下の発電施設(シード発電プラズマ施設)に向かい

巨大なキャットウォーク(足場) で激しいアクロバットが続きます

スターファイターに隠れていたアナキンは

パドメ助けようと闇雲にボタンを操作してレーザー砲を発射

ドロイド兵を破壊したものの、自動操縦のスイッチ入ってしまい発進

宇宙空間に飛び出してしまいますが、持ち前の天才的な操縦で

ドロイド軍の激しい対空砲火をすり抜け、司令船の内部へ突入し魚雷を放ちます

 

グンガン軍は数で圧倒的に有利なドロイド軍に包囲されていて

降伏を余儀なくされていた、その時

何万体ものドロイドが一瞬で機能停止(シャットダウン)

アナキンの偶然の活躍によって、共和国軍とグンガン軍は形勢逆転

ドロイド軍に勝利したのです

 

王宮の謁見室への突入に成功したパドメとその部隊もガンレイ総督の捕縛に成功

パドメはナブーからの完全撤退(降伏)を求める文書にサインを迫り

ドロイド軍が機能しなくなったことを知ったガンレイ総督は

応じるほかありませんでした

一方でジェダイとダース・モールの死闘はまだ続いていました

この場所は、何重もある防壁が一定周期で開閉する特殊な構造になっていて

(それを熟知している?)ダース・モールの誘導によって

クワイ=ガンとオビ=ワンは完全に分断されてしまいます

 

しかし、なかなか防壁が開かず焦るダース・モールに対し

ライトセーバーの光を消し、膝をついて「瞑想」を始めるクワイ=ガン

窮地で心を研ぎ澄ますことこそジェダイ・マスターの精神なのです

 

防壁が再び開いた瞬間、クワイ=ガンとダース・モールの激突が再開

しかし一瞬クワイ=ガンの体勢が崩れたのをダース・モールは見逃しませんでした

ダース・モールのライトセーバーがクワイ=ガンの腹部を貫通

クワイ=ガンはその場に倒れます

(防壁が開くのが遅く)クワイ=ガンが刺されるのを目の当たりにしたオビ=ワンは

ダース・モールに突撃

ダース・モールのダブルブレードを破壊しますが

ダース・モールモールの強力なフォースによって吹き飛ばされ

ライトセーバーを地下の底に落としてしまったうえ

キャットウォークにぶら下がった状態

絶体絶命の危機のなか、クワイ=ガンのライトセーバーを見つけたオビ=ワンは

フォースで手元に引き寄せると、ジャンプしてダース・モールを切り付けます

油断していたダース・モールは奈落へと落ちて行ったのでした

オビ=ワンがクワイ=ガンに駆け寄ると瀕死のクワイ=ガンは

「オビ=ワン、約束してくれ・・あの子(アナキン)を訓練すると」 と訴えます

「約束します」と答える 「はい、マスター」 「約束します」と答える

クワイ=ガンは安心したように目を閉じ、息を引き取ったのでした

 

クワイ=ガンのジェダイ式の葬儀(火葬)が執り行われるなか

オビ=ワンはアナキンに、正式にジェダイ・ナイトへの昇格が認められたこと

クワイ=ガンの遺言により「私が君を訓練する」ことを伝えます

間もなくして、ナブーの首都シードでは通商連合からの解放を祝う

盛大なセレモニーが行われ

パドメは、ボス・ナスにナブーの民とグンガン族の両種族の平和と団結の勲章

「平和の光球」(グローブ・オブ・ピース)を与え

ジャー・ジャー・ビンクスを将軍に任命します

そこにヴァローラム議長を失脚させ

新たに最高議長として選出されたパルパティーンの笑顔

そんな中、ヨーダとメイス・ウィンドゥは

「シスが戻ってきたことは間違いない」
「しかし、シスは(ジェダイと同じ)常に2人」

「倒されたのは師か、それとも弟子か?」 と囁き合うのでした



【解説】映画.COMより

SF映画の金字塔「スター・ウォーズ」3部作の完結から16年を経て生み出された、新3部作の第1部。オリジナルの3部作に対する前日譚となり、秘められたフォースの力を宿す少年アナキン・スカイウォーカーが、やがて銀河を震かんさせるシスの暗黒卿ダース・ベイダーになるまでの姿を、3部作を通して描いていく。第1部となる本作では、辺境の惑星に住む貧しい少年アナキンが、後に師匠となるオビ=ワン・ケノービや、アナキンがダークサイドへ堕ちていくきっかけとなる最愛の女性パドメ・アミダラとの出会いを描く。
平和な惑星ナブーが銀河通商連合に襲撃され、その事件の調査に向かったジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンと弟子のオビ=ワン・ケノービは、メカの不調で砂の惑星タトゥイーンに不時着する。そこで出会った9歳の少年アナキンに眠るフォースの力を感じ取ったクワイ=ガンは、アナキンをジェダイ騎士団に入団させようとする。一方その頃、謎の敵ダース・モールがジェダイ抹殺のために暗躍していた。
「スター・ウォーズ」生みの親であるジョージ・ルーカスが、1977年の第1作以来自らメガホンをとった。クワイ=ガン・ジンを「シンドラーのリスト」のリーアム・ニーソン、オリジナル3部作ではアレック・ギネスが演じたオビ=ワン・ケノービの若き日を「トレインスポッティング」のユアン・マクレガー、パドメ・アミダラを「レオン」のナタリー・ポートマンがそれぞれ演じ、アナキン役には子役として「ジングル・オール・ザ・ウェイ」などに出演してきたジェイク・ロイドが抜てきされた。

1999年製作/133分/アメリカ
原題または英題:Star Wars: Episode I - The Phantom Menace
配給:20世紀フォックス映画