荒野の七人(1960)




かっこいいですねえ・・
バーンスタインの心ときめくテーマ曲。

これは子どもの頃、テレビの吹き替え版で見ました。
昔のテレビ洋画は相当カットされたものだったと思います。
意外にも字幕版のちゃんとしたのを見たのは初めて。

ユル・ブリンナーとかマックィーンの名前を
はじめて知ったのもたぶんこの作品。
ブロンソンは「マンダム」のCMで顔を覚えたけど(年がバレるよ?笑)
そしてコバーン、なんて足が長いんだ!

ああ、豪華すぎる
まだダイヤの原石だった大スターたちが
磨かれる前から眩しすぎます・・・

マックイーンなんてその中でも反則な輝き。
でも妙に子ども達になつかれるブロンソンも可愛い。

主演者全員のカッコイイとこ書きたいけれど
それではブログが終わらない(笑)

ご存知なあらすじは
あるメキシコの寒村では、山賊のカルベラ一味よって
食料の略奪を繰り返され困り果てた村人たち。
彼らは用心棒としてガンマンを雇い、カルベラを退治しようと決意。
事情を知ったクリスとヴィンは一緒に戦う仲間を集め村へと向かいます。

山賊の首領のイーライ・ウォラックが悪役ながら味があるのですよ。
やっぱりウォラックがいなきゃ!

しかし村人の内通によって村は山賊に占領されてしまいます。
カルベラは7人が村を出ていくのなら、命は助けると条件を出します。
そのうえ武器まで返してくれるのです。

ガンマンは武器なしでは生きていけない
そういう情けだったのでしょう。
村人が内通したのも、一味は食料は盗みますが
そのかわりに人は殺さなかったのかも知れません。

なのに7人は返してもらった武器で村に奇襲をかけます。
この展開はあまりすっきりしなかったですね。

でも、ラストの子どもたちがお墓を守るシーンはいいです。
大人の事情と違い、彼らにとってはこれから先ずっと
永遠のヒーローになることでしょう。

七人の侍」はもちろん有名な映画ですが
こちらはこちらで、私は名作だと思います。

だって、子どもの頃のあのワクワク感を
こんなにも思い出させてくれるのだもの。
(子どもの頃に見ていなきゃだめだけど。笑)



【解説】allcinemaより
 無法者の一団に、貢ぎ物を強要されている寒村があった。村人は少ない金を出し合い、無法者たちを撃退するガンマンを雇おうと決意する。そして、村人の願いを受け、凄腕の7人の男たちが集まった……。黒澤明七人の侍」を翻案したウェスタン。こちらだけを観れば大傑作であるが、本家と比べてしまうと、やはり面白さの密度は薄い。