コーエン兄弟

バスターのバラード(2018)

「The Ballad of Buster Scruggs 」(バスター・スクラッグスのバラード) 全6話 1話約20分程度のオムニバス西部劇集 アメリカでしか作れないブラックユーモア映画 テーマは死にまつわる古いアンソロジー(詩文の美しいものを選び集めた本) 舞台は19世…

モネ・ゲーム(2012)

「泥棒貴族」(1966)のリメイク、脚本を手掛けたのはコーエン兄弟 「マダムと泥棒」(1955)もリメイクしているので コーエン兄弟は英国喜劇が好きなのでしょう 原題の「Gambit」は、先手や手口の意 ピンクパンサーの如き音楽にユルいアニメーション 小粒で…

トゥルー・グリット(2010)

デュークの名作「勇気ある追跡」(1969)のリメイク版 といってもコーエン兄弟は「勇気ある追跡」を一度も見ないまま(笑) 原作を彼らなりに解釈して脚本を手掛けたようです そして主演のジェフ・ブリッジス、マット・デイモン ジョシュ・ブローリンという芸…

ヘイル、シーザー!(2016)

1950年代のハリウッドの内幕 脚本家に対するレッドパージをデフォルメしながら描写したもの どこまでが本当なのか、ギャグなのかピンときませんでしたが 日本でも第二次世界大戦終結後、占領政策を担ったGHQにより 共産主義勢力が弾圧されていたそうで そう…

バーバー(2001)

こういう作品を見ると、因果応報というのでしょうか 自分の犯した罪は、たとえ逃れることができたようでも 形を変えて自分のところに戻ってくるのだと感じさせられます 昔の人はよく「バチがあたる」と言っていました 因果応報(いんがおうほう) 仏教用語 …

ビッグ・リボウスキ(1998)

全編くだらないギャグで埋め尽くされた、不条理なアホ映画ですが お笑いにも相性があって、私はコーエン兄弟とは相性がいい このおバカっぷりにいちいちウケてしまいます ボーリング場でたむろしている3人組 無職で冴えないダメ男デュードことジャフ・リボウ…

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013)

「金の匂いがしない」 60年代、ニューヨークのフォーク音楽シーンの中心人物のひとり 2002年にガンで亡くなったデイヴ・ヴァン・ロンクの回想録。 1週間ほどの間に起こった、彼の不運続きな出来事。 めずらしく劇場鑑賞。上映している劇場が少ないので 新宿…