原題は「ALONG CAME POLLY 」
along cameには”(後から)付いてきた”
”寄ってきた”という意味があるそうです
「アリー・・」と同じにした意味がわからない (笑)
ベン・スティラーのいつもの、下品でエロとウンチとゲロネタのラブコメ
見飽きた感はありますが、まあまあ笑えますし
所々に、生きていくうえで大切な言葉が散りばめられているので
(特に喋らないお父さんがシーモア・ホフマン に伝えるひと言!)
失恋の後に見るのにいいかも知れません(笑)
日本劇場未公開
保険会社のリスク査定員ベン・スティラーは
新婚旅行先でダイビングのインストラクターに妻を寝取られてしまい帰国
親友のフィリップ・シーモア・ホフマンは落ち込むベンをパーティに誘い
そこでベンは中学校時代の同級生ジェニファー・アニストンと再会します
いかにも怪しい英語で女ったらし風なインストラクターにハンク・アザリア
軽くて女性蔑視な最低男にフィリップ・シーモア・ホフマン
でも基本悪い人間はひとりも出てきません
ベンはジェニファーを食事に誘い、彼女が選んだのはエスニック料理店
ベンは自分が過敏性腸症候群にもかかわらず断れない
案の定レストランでお腹を壊しても言えない
ここからベンお得意のお手洗いネタが続くわけですが(笑)
最初のデートで男性がこんな失敗したら、うんざり
普通の女性なら二度と会おうとは決して思いません
しかしジェニファーはおおらかで、相手の失敗を笑って許してくれる
南国に浮気した妻を残してきたことを知っても怒らず
ベッド用の飾り枕をナイフで裂きトラウマまで解消してくれる
そのぶん、自由奔放で、すぐ鍵をなくしたりだらしがない
ベンは彼女が通うクラブの男とも付き合っているのではと不安でなりません
そのダンサーが、またまためっちゃいい人(笑)
ベンにいちからサルサのステップを教え猛特訓してくれるのです
それにはジェニファーも胸キュン、ついに本気になってしまうわけですが
ベンの妻がベンとヨリを戻すため帰国してしまいます
この時、優柔不断男がやったことはなんと
どちらの女と一緒に暮らしたほうがリスクが少ないかという査定だったのです
しかもそれをジェニファーに見られてしまう
ショックを受けた彼女はベンの前から去る決意をします
そして恋愛ドラマ王道のクライマックス(笑)
ベンは旅立とうとするジェニファーを追いかけ
いかに愛しているかをきちんと言葉で伝える
ここではフェレットがキューピットになってくれました
ベンの作品は、人生とはリスクを回避するだけでなく
リスク(不確実性)の中に真実を見つける、というテーマが多いですね
人間、相手に共通の価値観を求めがちですが
もしかしたら自分と違うタイプのほうがうまくいくかも知れない
結婚も固定観念は禁物ということでしょう(笑)
【解説】allcinema より
人気コメディアン、ベン・スティラーが全米No.1人気女優ジェニファー・アニストンを共演に迎えて贈る全米スマッシュ・ヒット・ラブ・コメディ。潔癖症で超安全主義の男が、ひょんなことから自由奔放で無精な美女と恋に落ち、対照的な性格ゆえに何かと振り回されるさまをコミカルに描く。日本劇場未公開作品。
保険会社のやり手リスク査定員ルーベン・フェファー。極度の潔癖症に加えて、何ごとにも完全安全志向の超慎重派。人生のあらゆることをリスク計算し、冒険とは無縁の毎日を送っていた、ハズだった。ところが、絶対確実と判断した結婚相手に、新婚旅行先で浮気されるという思いもよらない事態に遭遇してしまう。傷心のルーベンは、親友のサンディに無理やり連れて行かれたパーティ会場で中学時代の同級生ポリーと再会する。これまでの生き方に疑問を感じ始めたルーベンは、リスク覚悟で彼女にアプローチ。首尾良く交際に漕ぎ着けるが、ポリーの自由奔放な生き方は、ルーベンの想像をはるかに超えていた。