ブラック・クランズマン(2018)

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原題も「BlacKkKlansman」
クランズマンとはKuKluxKlanの会員のこと

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主人公ロン・ストールワースは実在する人物で
1972年にコロラド州で警察官になり
1979年KKKに侵入捜査、守秘義務を守り2005年に退職
2014年に「BlacKkKlansman」というノンフィクション小説を出版
これにスパイク・リーが飛びつかないハズがない(笑)

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原作にはブラック・パンサー党のストークリー・カーマイケルの
講演会での内偵の様子や、キング牧師の後任でもある
ラルフ・アバマシーの警護についても書かれているそうなので
公民権運動後の人種差別解放運動についても学べそうです

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1972年アメリカ・コロラド州コロラドスプリングス
初の黒人警察官として採用された
ロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は
ブラックパンサー党の侵入捜査官になります
ついでに勢いで、新聞広告のKKK募集に電話で応募
KKKって新聞で会員募集するんですね(笑)

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実際の捜査はどうだったかわかりませんが
映画のほうはブラックスプロイテーション の軽妙さを取り込み
黒人&ユダヤ人捜査官がユーモア満載で
KKKのメンバーもオマヌケだけどチャーミング

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電話の声も喋り方も違うのに他人だとバレないし(笑)
どう見てもユダヤ人顔のフィリップ刑事(アダム・ドライバー)が
アーリア人KKKのメンバーになっちゃう

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おまけに黒人学生運動のリーダーの女の子の家を
KKK幹部の肥満の奥さんが爆破しようとして
旦那が自爆してしまうというオチ

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それはそれで自業自得なのだけど、何が解決するわけでなく
ラストには「帰ってきたヒトラー」(2012)のような怖さがあります

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コメディとシビアのバランスが良く
スパイク・リーの監督としての円熟期を感じます
ただ黒人とユダヤ人が手を組んでアーリア人をやっつけるのには
ちょっとアカデミー賞狙いすぎを感じたのは私だけではないでしょう(笑)
でも受賞(脚色賞)出来たことは良かったと思います

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【解説】シネマトゥデイより
ドゥ・ザ・ライト・シング』などのスパイク・リーがメガホンを取り、第71回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した実録ドラマ。1970年代末のアメリカを舞台に、2人の刑事が過激な団体で潜入捜査する。ドラマシリーズ「Ballers/ボウラーズ」などのジョン・デヴィッド・ワシントン、『ハングリー・ハーツ』などのアダム・ドライヴァーのほか、ローラ・ハリアートファー・グレイスアレック・ボールドウィンらが出演する。
アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署に、初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、捜査のために電話で白人至上主義団体KKKクー・クラックス・クラン)のメンバー募集に応募する。黒人であることを隠して差別発言をまくし立てた彼は、入会のための面接に進み、彼の代わりに白人の同僚刑事フリップ・ジマーマン(アダム・ドライヴァー)が面接に向かう。