ビバリーヒルズ・コップ(1984)




ストーリーも音楽もゴキゲン
80年代を代表するコメディでしょう

しかも単なる面白いだけのオバカ映画ではなく
「境遇の異なる人々が徐々に判りあう」というテーマの描写が巧みで
ラストにはハートフルな気分になれます

オープニングのデトロイトの風景で
スリラーの衣装を着た黒人被れの白人を登場させるなど
一瞬の演出の計らいも粋です


物語は単純で、親友を殺されたデトロイトの黒人刑事が
犯人逮捕のためビバリーヒルズで活躍するというもの

規則を破り、ハッタリだけで事件の真相に迫っていき
どんな障害にも決して諦めないアクセル(エディ・マーフィー
そして、そんなアクセルに負けないくらい魅力的な
タガード巡査部長とローズウッド刑事





マフラーにバナナ入れられて同僚からけなされるは
裸のお姉さんがいるイケナイお店に連れていかれるは
明日に向かって撃て!」は名セリフ(笑)
お別れの品はバスローブ(笑)


警部補や悪役など、わき役にもそれぞれ見せ場があって
飽きさせないし、テンポも決して衰えない

若いころ見た時ほど、120%の大笑いできなかったけれど
コメディ映画、警察映画の傑作には違いないと思います






↓ エディとスライとニールセンはビバヒルの企画の時から因縁あったのね・・


【エピソード】ウィキペディアより 企画当初、シルベスター・スタローンが主演する予定であったが、スタローンの要請で、脚本のノンコメディ化、名前をコブラに変更などされたが、予算の都合でエディ・マーフィーと交代することになった。その脚本をさらに書き換えたものがスタローン主演の『コブラ』である。次回作『ビバリーヒルズ・コップ2』にて、ローズウッド刑事の自宅に映画『コブラ』のポスターが貼られている。また『ビバリーヒルズ・コップ2』には、スタローンの当時の妻ブリジット・ニールセンが出演している。



【解説】allcinemaより
幼なじみを殺害された黒人刑事アクセル。彼は上司の反対を押し切って、真相を暴くためロスへやって来る。そして現地の二人組の白人刑事を味方につけ、悪の組織を叩きつぶす……。初めは反目していた二人の刑事が、アクセルに尊敬と友情を覚えていくあたりは、「夜の大捜査線」を想わせる。E・マーフィもここでは悪ふざけを抑え、リベラルだが有能な刑事をスマートに好演。M・ブレストの緩急を押さえた演出も上手い。
 デトロイト市警の若手刑事アクセルはある日、ビバリーヒルズから訪ねてきた幼馴染みのマイキーと嬉しい再会を果たす。しかし、間もなくマイキーは何者かに殺されてしまう。事件の真相を探るため、上司の反対を押し切ってビバリーヒルズへ向かうアクセル。そして、ギャラリーに勤める友人のジェニーから、彼女のボスでマイキーの雇い主でもあったメイトランドという人物を知る。この男がマイキー殺しに深く関わっているとみたアクセルは、やがてロス市警のタガートとローズウッドも味方に付けながら事件の核心に迫っていくのだが…。