ゲット・アウト(2017)

アメリカの人気お笑いコンビ、キー&ピールの

ジョーダン・ピールの監督デビュー作

「ファーゴ」でドジなFBI捜査官で出演、背の低いほうがピール監督




なんと彼ら自身のお笑いのネタが人種差別、奴隷売買なのだそうです

そして町山氏の解説によれば、この映画がアメリカで大ヒットした背景には

トランプが大統領になってからアメリカ各地で起こっている

ヘイトクライムがあるそうです


大統領自ら「メキシコ人はレイプ犯だ」

イスラム系はアメリカに入れない」という発言は
子ども達にまで影響を与え
小学校で「黒人なんて死ね!」という落書きが書かれたり

人種差別をもとにした犯罪が次々と起こっているというのです




そしてキー&ピールはふたりとも
お父さんが黒人で、お母さんが白人ということ

白人社会と黒人社会の両方と、異人種間結婚の難しさを知っているのです


それが発想的にありそうでなかった

このブラックジョークなコメディ映画にリアリティを与え

人気となったのではないでしょうか




そして作中で物凄いスピードで走る黒人男性を真似た
「ゲットアウト・チャレンジ(#GetOutChallenge」という
動画を投稿するのがアメリカでは大ブームになったそうです(笑)



黒人写真家のクリスと白人のローズは恋人同士

週末に彼女の実家に彼を紹介することになっています

運輸保安庁に勤める親友のロッドは

白人の親に会いに行くのは絶対にやめておけとアドバイスしますが

ローズの家に到着、両親はクリスを暖かく出迎えてくれました


この親友ロッドは私の今年度ナンバーワン・ナイス・デブ(笑)

ボケかましながら、きっちり仕事をしてくれます




豪邸に雇われている黒人の使用人とメイドに何か違和感を覚えるクリス

ローズの弟で医学生のジェレミーもどこかおかしい

翌日に行われたパーティーではたくさんの白人客に紹介されるも

不思議で何か嫌な雰囲気を感じ取っていました




その中にひとり、黒人客が混ざっていることに安心したクリス

だけど彼も何かおかしい、しかもパートナーは30歳以上年上の白人女性

スマホで写真をロッドに送ると

彼は行方不明になってるアンドリューだという

性奴隷にされたんだ、その場所から逃げるんだ




メイドの笑顔と「Nono no no・・・」の不気味さ

ビンゴゲームに見せかけて、じつは人身売買

鹿を殺したいという父親が、鹿によって殺されてしまう

こういうセンスはいいですね

盲目の画商は頭蓋骨外されたままだし(笑)




悪役が人種差別主義者ではなく、オバマ元大統領や

黒人の能力に心酔しているリベラル派という

ひねったユーモアは面白い


そして本来はホラー映画にありがちな救いのないバッドエンド

(主人公が殺人容疑で逮捕されるで終わる)だったそうですが

警察が黒人を不当な理由で射殺するという事件が相次いでいたため

警察には突き出さず、あえて主人公が助かるという

ラストに変更したそうです



それにしてもアメリカは怖い国ですね

トランプ政権が早く終わることを願うばかりです



人気コメディアン、ジョーダン・ピールの記念すべき監督デビュー作にして、全米でサプライズ大ヒットを記録して大きな話題を集めたホラー・サスペンス。米国が抱える根深い人種問題を背景に、白人の彼女の家を初めて訪問することになった黒人青年を待ち受ける予測不能の運命を不穏なタッチでスリリングに描き出す。主演はダニエル・カルーヤとアリソン・ウィリアムズ。共演にブラッドリー・ウィットフォードケイレブ・ランドリー・ジョーンズキャサリン・キーナー
 ニューヨークに暮らす黒人青年のカメラマン、クリス・ワシントン。白人の恋人ローズ・アーミテージから実家に招待されるが、彼女の両親は娘の恋人が黒人であることをまだ知らず不安を隠せない。しかし、いざアーミテージ家に着いてみると、まったく心配ないというローズの言葉通り、家族みんなクリスを温かく歓迎してくれた。それでも、使用人として働いている黒人の姿に妙な胸騒ぎを覚えてしまうクリス。翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティが開かれ、多くの招待客が集まる中、白人ばかりに囲まれ居心地の悪さを感じるクリスだったが…。