ニューイヤーズ・イブ(2011)

 

 
 

Happyspecial new year!!

2018年、ちょっと(かなり)遅いけど

新年あけましておめでとうございます

 

今年最初のレビューは「ニューイヤーズ・イブ

監督はゲイリー・マーシャル

前作「バレンタインデー」の続編とも言える作品

晦日のカウントダウンからニュー・イヤーまでの1日の群像劇

見る前からハッピー・エンド(笑)

 

そんな晦日やお正月を意識したロマンスでも見ようかと

私らしくもないことをしたのが大失敗

ヒロインのひとりであるサラ・ジェシカ・パーカーの興ざめさせる特性に

「これ、誰が喜ぶの?」というがっかり感が大

 

しかし、アメリカでも日本でもヒットし

興行成績でも成功したということですから

きっと私の感覚が間違っているのでしょう

 

 

それにしても、アメリカは特別な日に、とことんこだわるのですね

新年を迎えるための大晦日

NYタイムズスクエアの電光掲示板は大々的にTOSHIBA

まるで東芝ニベアの宣伝映画のようでしたが

東芝がスクリーンを飾ったのはこれが最後という年だったそうです

 
 
 
 
晦日を盛り上げるためのNYの象徴、ボールドロップの

主催者であるひとりクレアヒラリー・スワンク

なのに、故障してしまい上がらないボール・ドロップ

「コズミンスキーを呼んで!」では待ってましたの

プリティ・ウーマン」ではホテルの支配人をしていましたね

そして時間をかせぐためのクレアのスピーチにはグッとしてしまいます

 
 
 
 
そんなクレアの父親(デ・ニーロ)は末期の病で床に伏せていました

デ・ニーロは明らかにこういう端役を楽しむタイプ(笑)

彼を見守る看護士で、夫が軍で海外に派遣されているハル・ベリー

エピソードはちょっと切ない

 
 
レコード会社の秘書イングリッドミシェル・ファイファー)は

神経症で、何をやってもうまくいかないタイプ

んなイングリッドに、自転車便の配達人ポール(ザック・エフロン)が
イングリットの持つプレミアムチケットが欲しいがために

彼女のニューイヤーズ・イブでの希望をかなえてあげようとします

 

ミシェルはたぶん整形しないナチュラル派なのでしょう

スレンダーなスタイルは保っていますが

顔に刻まれたシワはさすがに年齢を感じさせます

とはいえ、息子同然の若い男にドギマギする様子は可愛らしく

さすがでございます

 
 
 
 
そこに、どちらがニューイヤーに出産できるかという
夫婦のバトルが入り
 
 
 
 
音楽会社主催のパーティーのケータリングでシェフをする

1年前に別れたスターのジェンセン(ジョン・ボン・ジョヴィ)との

やり直しがあり
 
 
 
 

コーラス・ガールであるエリーズ(リア・ミシェルとふたりきりで

エレベーター閉じ込められるという事件がおこります

 
 
 
 
カウントダウンで気になる同級生とファースト・キスしたい

15歳の女の子ヘイリーアビゲイル・ブレスリン

友人たちとボール・ドロップを見に行く約束をしますが

過保護な母親(サラ)に夜の外出を禁止されてしまいます

心配する母親の気持ちもわかりますが、一生娘に恨まれてしまうでしょう

 

そして、クライマックスは娘のファースト・キスはぶち壊しておいて

1年前に再会を約束したセレブな男性(ジョシュ・デュアメル)

サラが見事玉の輿なシンデレラのごときハッピーエンドを掴むというもの

馬車もドレスも似合わないし(←ヒドイわ)現実的じゃないから!

 
 
 
 
エンドロールでのNGシーンの畳み方は楽しくて

何とか救われました

出産シーンでちゃっかり「バレンタイン・デー」のPRするあたり

こういう遊び心やサービスはマーシャル監督のうまいところ

 

そして「もし絶対に失敗しないとしたら何をする?」が

彼の作品の特色でありますね

 

ちなみに、私の「もし絶対に失敗しないとしたら何をする?」は

イケないことばかりになってしまいそうです(笑)

 
 
こんなベベちゃんですが今年もよろしく!
2018年の「星屑シネマ」のはじまり、はじまり~
 

 

【解説】allcinemaより

プリティ・ウーマン」のボール・ドロップが「バレンタインデー」に続いてオールスター・キャストで贈る群像ラブ・ストーリー。今回は大晦日の一日を舞台に、様々な人々が織りなす恋模様を綴る。ニューヨークの大晦日。忙しないながらも誰もが新年への期待で気持ちが浮き立つ特別な一日。世界中が注目するタイムズスクエアでのカウントダウン・イベントを取り仕切るクレア。失敗の許されない一大イベントを前にナーバスになる彼女を、ニューヨーク市警の警官ブレンダンが黒子となってサポートする。大きなパーティを任され大忙しのケータリング会社社長ローラは、タイムズスクエアでのカウントダウン・ライブを控えた元カレのロックスター、ジェンセンと再会する。病院のベッドで新年を迎える偏屈で孤独な報道カメラマンのスタン。そんな彼を、看護師のエイミーは優しく気遣う。友だちとカウントダウンを見に行く約束をした15歳の少女ヘイリー。憧れの彼とのファースト・キスを夢見ていたが…。