P.S. アイラヴユー(2007)




彼と、ご主人と、喧嘩したとき
こっちの気分は、ムカムカ!!

なのに彼ったら、ワタシがどうして怒っているかも気が付きやしない
ワタシを傷つける台詞を吐いておきながら
ただのヒステリーだと思っているんだわ
本当は怒鳴ったりしたいんじゃないのよ?

気持ちを分かって欲しいだけ

そんな夫婦喧嘩から
この物語は始まりました

NY市マッハッタンに住むホリー(ヒラリー・スワンク
脳腫瘍で、夫のジェリー(ジェラルド・バトラー)が死んでしまいます
思い出すのは彼の優しい笑顔、楽しかった思い出ばかり

それに引き換え、キツイ言葉ばかり投げかけていた自分
引きこもり、古い映画を見ては
ひとり悲しんだり、盛り上ったりしていました

そうして向かえた30歳の誕生日
突然ママのパトリシア(キャシー・ベイツ)と
親友のデニース、シャロンがお祝いにやってきました
そのうえ、死んだジュリーから
ケーキとボイスレコーダーのプレゼントが届けられるのです

それからというもの、毎月1日に必ず手紙が送られてくるのです
ホリーはジュリーからの手紙の内容の通りに行動するようになります
そして生前に彼が予約していた
彼の故郷であるアイルランド旅行に
デニースとシャロンと三人、旅行する事になります

美しいアイルランドの風景
ジュリーの生まれ育った家、彼の部屋

初めて出会った時を思い出す
運命の出会いだったのです
運命の男性だったのです
ジュリーからの一途な愛が忘れられない

ヒラリーの気丈なふるまいが
より喪失感を感じさせ、涙を誘います

そして、ついに本当の手紙の差出人が現れ
最後の1通を手渡すのです

メロメロだけではなく、コメディっぽさもあって
笑える箇所も結構ありました

そして、ジュラルド君の熱い目ヂカラもすごい
「アイラヴユー」ビームにノックアウトされてしまいます(笑)
私は「Dear フランキー」と、この作品のジェラルド君が特に好きかな

でも、ヒラリーちゃん
やっぱりラブロマンス向きの顔じゃなかったね

でも、ママが理想の男性と出逢ってしまい
先にゴールを掴んじゃいそうな
そんな勢いのラストは良かったと思います

女性はみんな幸せにならないとね(笑)



【解説】allcinemaより
 オスカー女優ヒラリー・スワンク主演で贈る感動ロマンス。原作はアイルランドの首相バーティ・アハーンの実娘としても話題となったセシリア・アハーンの処女作にして世界的ベストセラーの同名純愛小説。最愛の夫を失い悲しみに暮れるヒロインが、亡き夫から届いた10通の手紙に驚きと戸惑いを感じながらも勇気と希望を与えられ、新たな人生を見出していく姿を綴る。監督は「フリーダム・ライターズ」のリチャード・ラグラヴェネーズ
 ニューヨーク。ホリーは陽気で情熱的なアイルランド人の夫ジェリーとつましくも幸せに暮らしていた。だがある日突然、ジェリーは脳腫瘍でこの世を去ってしまう。それから3週間、ホリーは悲しみのあまり電話にも出ず、引きこもり状態に。そんな彼女が30歳を迎えた日、家族や親友たちが誕生日のお祝いに駆けつける中、バースデイケーキとテープレコーダーが入った贈り物が届く。何とその差出人は、今は亡きジェリーだった。そしてテープには、明日から様々な形で届く手紙それぞれの内容に従って行動してほしい、とのメッセージが。思わぬプレゼントに喜びと驚きが交錯するものの、翌日から届いた手紙の指示に従って行動し始めるホリー。やがて、彼女は手紙の指示通り、親友たちと共にジェリーの故郷アイルランドを訪れるのだが…。