ドリームガールズ(2006)




仕事や勉強の出来る女性より
美人なほうが得するケースは
芸能人だけでなく、実社会でもよくあること

男性からの扱いも親切なうえ
いい仕事までもらえる
そりゃあ納得もいかなくなるでしょう

ここで、ぐっと我慢をすれば
いつかは実力を認めてもらえるかも

でも、いろいろな感情があるもの
自暴自棄になって人間関係が悪化
何もかも失ってしまう場合もあるのです

ブロードウェイの人気ミュージカルの映画化
原作は「スプリームス」の元メンバーメアリー・ウィルソンの
ベストセラー自伝本ということ

ニューヨークのアポロシアターのコンテスト会場
スターを目指す仲良し3人組
エフィー(ジェニファー・ハドソン)、ディーナ(ビヨンセ)、ロビンソン

エフィーのパワフルなボーカルに
観客も審査員もノッてきた!
これは、良い感触

彼女らの才能を見抜いた凄腕マネージャーのカーティス・テーラー
3人を人気シンガー、ジミー(エディー・マーフィ)の
バックコーラスにします

そして、テレビや白人にも受けるような
ビジュアル系なポップスグループにしようとします

そのとき彼がリードボーカルに選んだのは
歌唱力のあるエフィーではなく
美人のディーナでした

納得のいかないエフィーは
テレビの収録やレコーディングの邪魔をするようになり
ついにはディーナと女のバトル
グループを追い出されます

新しいメンバーを迎えた「ザ・ドリームス」は
瞬く間にスターダムへ
だけれど、やがてディーナも
カーティスのやり方に疑問を持ち始めていきます

自分のやりたい事は?
自分の好きな音楽は?

ビヨンセは本当に綺麗ですね
目を奪われます
美人に生まれたのも、確かに実力のうち(笑)
私がエフィーなら彼女のセンターを素直に認めます




楽曲の出来もいいですね
ジェニファー・ハドソンビヨンセの歌唱力はもちろんですけれど
エディー・マーフィの歌のうまさに驚いた!

勝ち残る者と去っていく者
ショービズの裏側のあくどい駆け引きは
ステージの煌びやかさの影に隠れてしまい
私たちからは見えません

私はなかなか面白かったです
ダイアナ・ロスがまだ生きているのに
よく製作したなとは思ったけど(笑)



【解説】allcinemaより
ブロードウェイの大ヒットミュージカルを「シカゴ」の脚本を手がけたビル・コンドン監督が映画化。モータウンによってブラック・ミュージックが白人文化へと広く浸透していった60年代から70年代のアメリカ音楽シーンを背景に、女性ボーカル・グループが辿る波瀾万丈のサクセスストーリーを豪華なキャスト陣で華麗に綴る。主演はビヨンセ・ノウルズと「Ray」のジェイミー・フォックス、共演にエディ・マーフィと新人ジェニファー・ハドソン
 1962年、アメリカの自動車産業の中心地、デトロイト。エフィー、ローレル、ディーナの3人は音楽での成功を夢見て“ドリーメッツ”というグループを結成し、新人オーディションへの挑戦を繰り返していた。中古車販売会社のカーティスはそんな彼女たちに大きな可能性を見出し、マネジメントを買って出る。そして、地元で抜群の人気を誇るジェームズ・アーリーのバック・コーラスに抜擢されると、彼らのパワフルなステージはデトロイトのみならず全米中の注目を集め、一躍スター街道を歩み始めるのだったが…。