誰も死なないし、誰も不幸にしない展開は好感が持てますし
ペキンパーやシーゲル系の野郎映画が好きな人なら
きっと気に入ると思います
しかも出演者は「スターウォーズ」「007」「ファンタスティックビースト」
「アベンジャーズ」「マッドマックス」からの選りすぐり
ゆでたまごが食べたくなるし、熊のグミが可愛い
炭鉱夫ジミー・ローガン（チャニング・テイタム）は
まもなく開催される全米最大のモータースポーツイベント
盗み出すという前代未聞の強盗を計画するのです
イラク戦争で片腕を失った地元でバーを経営する
美容師でカーマニアの妹メリー（ライリー・キーオ）
そして金庫破りの爆破のプロで、期服役中の
ジョー・バング（ダニエル・クレイグ）を説得します
ソダーバーグ監督だけに「オーシャンズ11」と比較され
ホワイトトラッシュ（白人の低所得者層）版「オーシャンズ11」とも
オーシャンズがプロフェッショナルチームだったのに対し
こちらはど素人チーム、しかもかなりヘタレっぷり(笑)
ジョー・バングのふたりの弟のバカさ加減に
グミの化学式の講義が始まったところや
（「Youtubeにアップされてる」と言うセリフがありますが、本当にあります）
クライドの義手がバキュームに吸い込まれるくだりとか
今やってる場合か！？という感じで笑えます
そんなふざけてるようだけど、意外にもすべてが緻密な計画
特に色を使ったゴキブリはお金もかからないし、気持ち悪いけど頭がいい
お金を盗んだあとの展開は「スティング」のような
これは父親にとって人生で最高の瞬間
ラストはFBIのサラは諦めてないという解釈でいいのかな
一番純朴そうな（新しい義手の）クライドに目をつけるところが怖いですね
そしてクライドのあの嬉しそうな顔！(笑)
「ローガン一家の呪い」を忘れることなく
たとえ大金を手に入れても、今まで通り質素に生活することが大切でしょう
「オーシャンズ１１」シリーズのスティーヴン・ソダーバーグ監督がチャニング・テイタムとアダム・ドライヴァーを主演に迎えて贈るクライム・コメディ。NASCARのビッグ・イベントでの一攫千金を企むローガン一家が繰り広げる破天荒な強盗計画の行方をコミカルに描く。共演はライリー・キーオ、セス・マクファーレン、ケイティ・ホームズ、キャサリン・ウォーターストン、ヒラリー・スワンク、ダニエル・クレイグ。
運に見放されたローガン家の長男ジミー。妻には逃げられ、仕事も失い、追い詰められた彼はある大胆不敵な強盗計画に最後の望みを託す。それは全米最大のモーター・スポーツ・イベントNASCARのレース中に、地下の金庫に集められた莫大な売上金を盗み出すというもの。しかしそれを成功させるためには、弟クライドと妹メリーのほかに、どうしても爆破のプロ、ジョー・バングの協力が必要だった。そこで現在服役中のジョーを脱獄させ、強盗終了後に再び刑務所に戻すという前代未聞の作戦が決行されるのだったが…。
