ベイビー・ドライバー(2017)





早稲田松竹にて鑑賞

カーチェイス・ミュージカルという新種の誕生

本公開からはかなり遅れましたが、劇場で見て正解でした

ただし、ストーリーとか内容とかこの際どうでもいいよねと

肝に銘じて見るべきでしょう(笑)



犯行現場から逃げるための専門ドライバーを

ゲッタウェイ・ドライバー」と呼ぶそうです

常にiPodで音楽を聴いている通称ベイビー(アンセル・エルゴート)は

裏社会を仕切るドク(ケヴィン・スペイシー)の

お気に入りゲッタウェイ・ドライバー


全編その音楽に合わせて展開し、カーチェイスも音楽と見事にシンクロ

そして所々に80's90'sの雰囲気も感じられるお洒落さ

これは洋楽好きにはたまらない、思わずニヤついてしてしまいます()






そんなベイビーがダイナーで働くデボラ(リリー・ジェームズ)に一目惚れ

聾唖者である育ての親ジョセフ(CJ・ジョーンズ)の願いもあり

最後の仕事の終え、ゲッタウェイ・ドライバーを辞める決意をします


しかしドクはまたもや仕事を依頼してきたのです

もし断ったら、デボラとジョセフ爺が一体何をされるかわかりません



いやあもう、強盗仲間のひとり凶暴なバッツを演じ

ジェイミー・フォックスがとにかく凄い()





あまりにもバカでブチ切れ度が半端ない

こちら側を極度にイライラさせてくてるという見事さ

ところが意外にも早く退場

最初は理性的に見えたバディ(ジョン・ハム)こそが

ベイビーの最大の敵になってしまうのです






そして、音楽の趣味だけでなく女性の趣味もいい

ヒロインのリリー・ジェームズのウェイトレス姿が破壊的に可愛い!
歌ってるシーンも可愛い!

ベイビーのママのスカイ・フェレイラも可愛い!
銀行強盗チームのバディからダーリンと呼ばれるメキシコ人女性も可愛い!


最後に好い奴ぶって、死んでしまったドクだけど

アンタが郵便局強盗を言い出さなければ

誰もこんな目に遭わずにすんだのに(それじゃあ映画にならないよ)

甥の男の子はいい味を出していましたけど(笑)


ラストも逃避行とはならずに、あっさり逮捕
でもやっぱり、罪はきちんと償わないとね





そしてピーナツバターは端まで塗ろう()




【解説】allcinemaより

ショーン・オブ・ザ・デッド」「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」のエドガー・ライト監督が、ギャングに雇われ、“逃がし屋”として働く天才ドライバーの青年ベイビーの活躍を描く痛快クライム・カー・アクション。リアルかつ華麗なカー・アクションに加え、主人公が絶えず聴いているiPodの曲がBGMとなり、そのビートに合わせて全てのアクションが展開していく斬新な演出も話題に。主演は「ダイバージェント」「きっと、星のせいじゃない。」のアンセル・エルゴート、共演にケヴィン・スペイシーリリー・ジェームズジョン・ハムジェイミー・フォックス
 天才的なドライビング・テクニックを買われ、ギャングのボス、ドクの下で“逃がし屋”として働く青年ベイビー。幼い頃の事故で両親を亡くし、自身もその後遺症で耳鳴りに悩まされている。そのためiPodが手放せず、常にお気に入りのプレイリストを聴き続けていた。すぐにキレる狂暴なバッツはじめコワモテの連中を乗せても顔色一つ変えず、クールにハンドルを握るベイビーは、音楽を聴くことで集中力が研ぎ澄まされ、誰にも止められないクレイジーなドライバーへと変貌するのだった。そんなベイビーが、ウェイトレスのデボラと出会い、恋に落ちる。そして彼女のために、この世界から足を洗おうと決意するベイビーだったが…。