マイ・ガール(1991)




女の子の心と身体の成長
そんな10代前半の思春期の雰囲気が
とてもよく描かれていますね

そして同年代だと女の子はおしゃまで
男の子はどうしても幼い(笑)

葬儀屋の娘で父子家庭
ヒロインのベーダは学校の国語教師に憧れています
美容師として仕事に来たシェリーが
パパといい関係になってくると
女としての嫉妬しまくり

でも、いざという時頼りにするのは
相談相手になってくれるのは
いつも一緒にいてくれるのは
幼馴染で、か弱いトーマス・J

本当に大切な人だと
まだ気が付いていません

自分の気持ちと向きあえず
現実を受け止めようとするたびに病気になってしまう
ベーダは不器用な女の子なのです

なのにいつも助けてくれたトーマス・Jの
突然の死・・

「メガネがないと見れないじゃない」

葬儀のシーンにはただただウルルン
「・・・もう木に登れないのね」

そして少女は大人になっていく
シャツとジーンズはワンピースに
結んだ髪をおろします

トゥルーリングはその時の精神状態が
色の変化でわかるということで
健康グッズとして愛用している方も多いそうです

苛立ちはブラック、平和はブルー
大好きなベーダの指輪を見つけたとき
トーマス・Jは嬉しかったのでしょう
そしてベーダの心に平和をと願ったのです

この先、このリングの色が
緑や紫やピンクに変わっていけばいいなと
そう思います



【解説】allcinemaより
'72年、ペンシルヴェニア州マディソン。ベーダ(クラムスキー)は、葬儀屋を営むやもめ暮しのハリー(エイクロイド)と少し老人性痴呆症気味の祖母と暮らす11才の女の子。遺体に死に化粧を施すために美容師のシェリー(リー・カーティス)が雇われ、ハリーとシェリーは次第に接近して行く。近所に住む幼なじみのトーマス(カルキン)と父の恋の邪魔をするベーダだったが効果は全く無し。やがて、ベーダとトーマスの間にも恋心が芽生えるのだが……。クラムスキーと(まだギャラの高くなかった)カルキンの初々しい演技が魅力。せつない幕切れが心に残る。'93年に続編が作られた。