続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966)








・・・


いいや・・・
アンタらみんな悪人だから(笑)


文句なしの傑作
最初っからお気に入り宣言です(笑)

特にイーライ・ウォラックのトゥコは最高!
喋りといい、表情といい、そのキャラクターといい
主演男優賞モノの演技でございますよ

お調子者でいいかげん
素敵なブロンディ(イーストウッド)とエンジェル・アイ(クリーフ)の
完璧な引き立て役なのですけれど

だけど、神父の兄と別れたあとにブロンディにする言い訳には
ちょっと胸キュン
かといってガンショップで銃のパーツを組み立てるシーンでは
タダ者ではない貫禄も十分

ガンショップのオジサンもデキる男に嬉しそう
でも銃は盗まれ200ドルの売上金まで奪われちゃうけど

墓場に隠された20万ドルの金貨を追う3人の男の物語
仲間になったり、敵になったり
軍隊に入り南北戦争に参加したり
正義と悪、人助けと殺人を繰り返しながら
お宝の場所までたどり着きます

そして最後の最後までウォラックが魅せてくれるのですよねえ
本当に、アンタ大好きだよ
でも、付き合うならブロンディを選びそうだけど・・
(見た目で判断しちゃだめよね)
エンジェル・アイに関しては名前だけでも惚れそう(笑)

「大人のための非現実的なファンタジーを作りたい」
それがレオーネ監督の願いだったそうです

心臓発作のため60歳で亡くなられたのは
あまりにも早すぎる死でしたね

生涯残した監督作品はたったの7本
だけど、そのすべてが傑作でしょう







【解説】allcinemaより
 コンビを組んでお尋ね者の懸賞金をだまし取っていたジョーとテュコ。二人はある日、逃走中の強奪犯から、20万ドルもの大金を奪う。だがその金をねらって、セテンサという凄腕のガンマンがやってきた……。三人の男たちの、虚虚実実の駆け引きをユーモラスに描いた痛快ウェスタン。騙しだまされ合いながら、コンビを組むC・イーストウッドとE・ウォラックの絶妙の台詞回しがおもしろい。オリジナルは170分。