バンデットQ(1981)




思いきりファンタジーだけど
思いきり毒がある

このラストには唖然とするか
それとも私のようなテリー・ギリアム好きなら
とてもウケるか

6人の小人たちと少年ケヴィンのタイムトラベル

小人たちは神さまのもとで働いていたけれど
そこから時空間を自由に移動できる地図を盗んで逃げ
時空を移動しながら強盗団をしています

ナポレオンから宝を奪い
その財宝を今度はロビン・フッドに奪われてしまう
ギリシャでケヴィンはアガメムノン王を助け養子になります

もうギリアム・ワールドが炸裂
タイタニック号が巨人の帽子て・・・(笑)

夢オチかなと思いきやブラックですよねえ

私の解釈は(時空を超えて)義父が現れたから
実の両親はもういらないのだということ

子どもの話はちゃんと聞かないといけませんね
気を付けます、炭にされたら大変だ(笑)



【解説】allcinemaより
両親に相手にされない孤独な少年が、自分の部屋で出会った6人の小人に導かれ時空を超えた旅に出かける。シャーウッドの森からタイタニック号まで舞台は目まぐるしく変わり、人物もアガメムノン王(S・コネリー)から巨大な海坊主、悪魔、はては造物主まで登場する大にぎやか編で、ファンタジーの醍醐味がふんだんに味わえる。「モンティ・パイソン」一派のT・ギリアムが製作・監督した作品で、後の「未来世紀ブラジル」や「バロン」に通じる、ダークな雰囲気も味わえる。現在、入手できるビデオは全長版だが、劇場公開時には地方での2本立て(「幻魔大戦」)のからみで10分カットされた上に、作品の本意をないがしろにする編集が行われていた。