裸で御免なさい(1956)

 
 
昔の外国映画ってヘンテコリンな日本の紹介がされていましたね。
この作品でも、アジアごちゃまぜ風に日本が描写されていました。
でも、そこが一番笑えたのですけれど。
(怒る人は怒るんでしょうね。笑)
 
博物館の本を売ってしまったアニネス(ブリジット)は
その本を買い戻すお金を手に入れるために
素人ストリップコンテストに出場します。
 
当時としてはかなり露出度高めの作品だったのではないでしょうか。
もしかして、ブリジットも本当に脱いじゃうの?って
殿方のみなさんは期待に胸を膨らませたのではないかと察します。笑
でも驚異的なスタイルの良さは披露していました。
 
無賃乗車はするし、博物館を兄の家だと思い込み不法侵入
大作家バルザックの初版本は売ってしまう。
会ってすぐのプレイボーイの男性と付き合い結婚の約束までしてしまいます。
そんな軽妙だけれど憎めない女の子をブリジットが好演。
この作品でも、ブリジットの魅力だけで最初から最後まで持って行きます。
 
ロングヘアーのポニーテールも可愛い。
誰もが彼女に一目惚れ。
あれじゃあ父親が修道院に入れたくなるのもわかりますよね。
心配で心配でたまらないでしょう。
 
ハチャメチャなフレンチコメディではありますが
見る価値は十分にあると思います。
ただし、女性蔑視的な内容を気にしない方限定ですけど。笑
 

 
【解説】allcinemaより
脚本を、当時夫だったヴァディムが共同で書いたバルドー初期の主演作。画家になった兄を頼ってパリに出てきた作家志望のお嬢さんがBB。見よう見まねで官能小説を書いたりしてる微妙なお年頃。兄の住所を訪ねると立派な屋敷で、そこにあった少し値の張りそうな本を、当座の生活費にと売りさばくが、画家と言っていた兄はバルザック博物館の管理人。彼女の売った本はバルザックの初版本! 何としても本を買い戻さなければ面子が立たない兄のため、BBはヌード・コンテストに出場する。軽くてのん気な展開にくすくす笑いし、BBのゴージャスな肢体にニンマリすればよろしい、それだけの映画。兄を演じるのは名二枚目、D・ジェラン。