殿方ご免遊ばせ(1957)

 
 
私の格言、「女性の美しさはフランス映画で学べ」。笑
この作品も女性の魅力を見事に満開花開かせています。
 
可愛くって色気たっぷり。
ブリジット自身が自分の主演した作品の中で「一番好き」と言っているくらい
彼女の魅力が満載でしょう。
 
信号無視でパトカーに捕まってしまうブリジット
急ぐ理由は「好きな人を追いかけてるの」と言い訳。
「追われれば逃げる。男とはそういうものだ」と恋の指南をして
キップを切らずに見逃してくれるおまわりさん。
 
お洒落ですねえ。
ほかのフランス映画でも、たまに似たようなシーンを見ることがあるので
恋を応援するという風習があるのでしょうね、たぶん。
 
好きな人に気を向かせるため
背中に入れたボールペンを取ってとおねだり。
エプロン姿で、後ろを向けば超ミニスカート。
ラストのウィンクにはもう、堕ちない男性なんているのでしょうか?笑
ウェディングドレスから水着まで、セクシーで素敵な衣装はピエール・バルマン
 
展開が軽やかで、最初から最後まで楽しめます。
一瞬の登場だけどパーティ会場の
ウェイターの曲芸なども面白かったですね。
 
そして、畏れ多くも私のニックネームは
ブリジット・バルドーから(未承認で)お借りしています。笑
 
古き良き、キュートでコミカルなラブコメ
とにかくブリジットが、可愛い。可愛い。
お気に入りで。
 

 
【解説】allcinemaより
 バルドーは官房長ミシェル(ヴィダル)にしつこくつきまとい、遂に結婚するが、彼のあまりの女性関係の多さに腹を立て、そこで自分も浮気してやろうと、国賓のシャルル王子(ボワイエ)と空軍のジェット機を密かに使ってランデヴー。季節外れのニールの海岸で水遊びをするが、最後の一線を越えるに至らず、結局、旦那様がいちばんというワケで、王子の帰国予定もあってパリに再び(まさに)飛んで帰る。王子を見送る空港で彼もクシャミ、バルドーもつられるかの様に人垣の中でクシャミ。夫はその訳を知る由もない……。「この神聖なお転婆娘」に続き、ボワロンがバルドーの陽性の魅力を思い切り引き出した軽快なコメディ。ここでも彼女は仏首相の一人娘というお嬢様に扮し、その可愛らしいわがまま娘ぶりで大いに笑わせてくれる。