NEXT -ネクスト-(2007)


 
 
これはレビューの難しい作品です。
あまりにもツッコミどころが多すぎる。笑
 
クリス(ケイジ)は2分先の未来が見えるという能力を持つマジシャン。
その能力を使いカジノで小銭を儲けたりしています。
そのカジノで未来の現金強奪を予測し阻止したら
自分が強盗と間違われてしまいます。
そして逃げるととになります。
核爆弾を盗んだテロの攻撃を阻止するため
クリスに協力を求めようとやってきたFBI
逃亡したクリスを執拗に追いかけます。
 
どうしてFBIはテロ集団を探さないで
クリスを追うのでしょう?笑
 
良かったところは運命の女性との出会いのシーン。
2分先を予測して、きっかけを作るために何度もシュミレーション。
こんな言葉じゃダメ、こんな話し方じゃダメ・・
次はどうする?
思わず応援してしまいます。
 
その2分先の未来が見える能力が
だんだんと終盤に向かいトンデモナイ能力になります。
やがて10分先、1時間先の未来まで見えるように。
 
(自分の時間も進んでいるので2分先2分先2分先・・で
 10分先、1時間先が予測できるようにはならないハズ?
 頭のいい人教えてください。笑)
 
狙撃者の位置を把握し、弾丸もよけていきます。
マトリックス」の再来でしょうか。
ついには影分身の術でたくさんのクリスが登場。
これはもう「NARUTO」に間違いない
ニンジャ漫画の世界になってしまいました。笑
 
いちばんのびっくりはラストの「夢オチ」。
核爆発で終わったままのほうが、まだよかった気がします。
ある意味、予想を裏切るどんでんがえし系ではありましたけど。
 
子ども騙しにラブシーンが付いただけの作品でしょう。
でも、ツッコミ映画好きの方にはぜひ見ていただきたい。笑
 
ジュリアン・ムーアFBI捜査官はカッコよかったと思います。
彼女はこういうインテリ・ウーマンが似合いますね。
 
ちょこっと出演していたのは嬉しいサービスでした。
コロンボファンなので。笑)
 

 
【解説】allcinemaより
ニコラス・ケイジ扮する予知能力を持つ男が最大の危機に立ち向かうSFサスペンス。人気SF作家フィリップ・K・ディックの短編『ゴールデン・マン』を映画化。“2分先”の自分に関わる未来だけが見える主人公が核爆弾テロの阻止を託され、その凶行を食い止めるべく奔走する。監督は「007/ダイ・アナザー・デイ」のリー・タマホリ
 ラスベガスの二流マジシャンとして生きるクリス・ジョンソン。実は、彼は自分の周囲だけだが2分先の未来を予知できる能力を持っており、その秘密を誰にも悟られないよう目立たず日々をやり過ごしていた。そんなある時、クリスの前に女性FBI捜査官のカリーが現われる。彼女らFBIは、核兵器を持つテロリストがロサンゼルスを爆破する計画を企てているという情報を掴んだことから、予知能力を持つクリスへ捜査協力の依頼に来たのだった。しかし、面倒な他人事に巻き込まれたくないと要請を断るクリス。一方、時折彼の頭によぎっていた美しい女性リズとの出会いを果たし、ほどなく惹かれ合うのだが…。