危険がいっぱい(1964)

 
 
スパイ大作戦」や「燃えよドラゴン」のラロ・シフリン作曲のテーマ曲は
とびきりカッコよく仕上がっています。
 
60年代のフランス映画は本当にスタイリッシュです。
この作品もおしゃれですね、登場する車も凝っていて。
ジャガーに美女ふたりを乗せて登場するドロンは
溜息が出るくらいの美青年ぶりです。
屋根が透明なリムジンにはびっくり、はじめて見ました。
 
女性遊びが過ぎてギャングに命を狙われることになったマルク(ドロン)。
逃亡中に金持ちの未亡人、バーバラ(ローラ・アルブライト)の運転手として
住み込みで働くことになります。
その家でお手伝いをしているメリンダ(フォンダ)はマルクに夢中になります。
だけどマルクは謎めいたバーバラに惹かれていきます。
 
バーバラは共謀して夫を殺害した
愛人のバンサンを屋敷の秘密の部屋に匿っていました。
彼女はバンサンと海外に逃亡するために
彼と容姿年齢の似たマルクを雇ったのです。
マルクのパスポートを手に入れるために。
 
計画を知ったマルクは、バンサンとではなく
自分と一緒に南アメリカに行こうとバーバラに持ち掛けます。
マルクと関係を持ちながらバンサンとも別れないバーバラ。
 
「おねんねの時間だよ」
 
一方のメリンダはマルクがなぜ若くて綺麗な自分より
年増のバーバラのほうがいいのかわからない。
なんとかマルクの気を惹こうと罠をかけます。
 
マルク、バーバラ、メリンダ、バンサン・・
いちばんの曲者はいったい誰なのか?
 
この作品はとにかくラストのオチが凄くいい
それだけの作品といってもいい。
素晴らしいのです。
猫の登場も利いていますね。
 
無邪気ほど怖いものはないのかも知れません。
 

 
【解説】allcinemaより
主人公のいかさまギャンブラーが、ギャングの情婦に手を出して、組織から追われる身となる。辛くも脱した彼は、情夫と共謀して夫を殺した未亡人の屋敷にかくまわれた。しかし、その未亡人の姪に慕われ、屋敷の一室に幽閉されてしまう。アラン・ドロン主演の、コミカルなタッチのサスペンス劇。