原題も「DEJA VU」(既視感)
既視感(きしかん)とは、実際は一度も体験したことがないのに
すでにどこかで体験したことのように感じる現象のこと
検死所でテロによる爆破で死亡した女性の死体に一目惚れした
ATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)捜査官が
FBIが開発した、過去に行かなくても
過去のどんな場所でもモニターで透視できて、物質の移動も可能という
とんでもなく都合の良い(笑)システムを使い
テロを防ぎ女性を助けるというストーリー
ご都合主義で、ツッコミどころ満載
しかもよく考えたらハッピー・エンドじゃなくて
ヒロインを助けた本人が死ぬというバッドエンド
にもかかわらず、ストーリーそのものが崩壊することはなく
最後まで勢いで見せるのは、さすがのトニー・スコット(笑)
伏線の回収もうまくて
被害者の女性クレアへの電話
冷蔵庫のマグネット
血の付いたガーゼ
ダグ(デンゼル・ワシントン)の指紋
未来から見た過去の映像の謎が
徐々にわかっていく過程にはスッキリ
タグがテロから救った先には、命がけでクレアを愛したタグはいないし
デジャヴ・システムもなくなっているのだろうけど
(おそらくタグが死んだとは思っていない)
クレアはNewタグとうまくやってくれという感じ(笑)
深いこと考えず、単純なラブロマンスとして楽しむのが正解
ヴァル・キルマーも出てるし(そこか? 笑)
【解説】allcinema より
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジェリー・ブラッカイマー製作、「マイ・ボディガード」のトニー・スコット監督、デンゼル・ワシントン主演で贈るSFタッチのサスペンス・アクション。フェリー爆破事件の捜査に当たる主人公が、FBIが開発した不思議な映像装置を使って事件発生以前の時間を追体験しながら事件を解明していくが…。共演はヴァル・キルマーとポーラ・パットン。
500人以上もの犠牲者を出した凄惨なフェリー爆破事件が発生する。捜査を開始したATF捜査官ダグ・カーリンは、その的確な捜査能力を買われ、FBIの特別捜査班への協力を要請される。彼は政府が極秘に開発した“タイム・ウィンドウ”と呼ばれる映像装置を見せられる。それは、過去の特定のエリアを自由に見ることが出来る驚くべき監視システムだった。ただし、この装置には現在から“4日と6時間前”の映像をリアルタイムで再生することしかできなかった。事件に関係ある場所を確実にスキャンするためにダグの判断力が求められたのだ。そして、事件直後に遺体が発見された女性クレアが鍵を握っていると確信したダグは、この装置で彼女の自宅を映し出し、4日と6時間前の生きていた彼女を目にするのだが…。