E.T.(1982)

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原題は「E.T. THE EXTRA-TERRESTRIAL」(地球外生命体)

あまりに有名すぎて、今更誰もレビューしない映画のひとつですが(笑)

誰にとっても思い出のある作品ではないでしょうか

まず宅配ピザというものに憧れた(笑)

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父親が愛人と出て行った、母子家庭の3兄妹

お兄ちゃんのマイケルは少し大人で、親より友達との関係を作り上げている

妹のガーティはまだ幼く両親の離婚について深く考えていない

10歳のエリオットだけが、父親がいない寂しさのせいでいじけてる

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そのエリオットが両親とはぐれ迷子になったE..と出会い

3兄妹はE..を匿うのです

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..も子どもたちも、とにかくリアクションがいい(笑)

ぬいぐるみに紛れたE..、妹の絶叫

お兄ちゃんの「話すのかよ」

ビールを飲んで酔っ払う

セサミ・ストリート、ジョン・ウェイン

白い布をかぶせてハロウィンに繰り出す

どのシーンもクスッとしてしまう

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自転車の暴走から空に飛び出すシーンの

ここぞとばかりのジョン・ウィリアムスのスコアは最高だし

アレン・ダヴィオーのカメラがまた素晴らしい

映像と音楽のダイナミズム

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大人はお母さんと、「10歳の頃からE.T.を待っていた」という

NASAの科学者の”鍵の男(Keys)”しか登場せず

ほかは防護服を着ているか、腰から下しか映し出さない

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本当に若い世代のため

または大人が童心に帰れるよう考えて制作されていて

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たとえE..が高等生物に見えなくても

ベタなお涙頂戴でもいい(笑)

子どもの豊かな想像力を膨らませることができる名作

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私たちに夢と憧れを与えてくれたアメリカは

いったいどこに消えてしまったんだろう

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【解説】KINENOTEより
宇宙人と地球の子供たちの交流を描くSFファンタジースティーブン・スピルバーグキャスリーン・ケネディが製作に当り、スティーブン・スピルバーグが監督。脚本は「マジック・ボーイ」のメリッサ・マシソン、撮影はアレン・ダヴュー、音楽はジョン・ウィリアムス、E・T創造はカルロ・ランバルディ、視覚効果はデニス・ミュレンの監修によりILMが担当。出演はディー・ウォーレスヘンリー・トーマスピーター・コヨーテロバート・マクノートンドリュー・バリモアなど。

アメリカ杉の森に、球形の宇宙船が着地し、なかから小さな宇宙人が数人出てきた。彼らは地球の植物を観察し、サンプルを採集する。1人だけ宇宙船から遠く離れた宇宙人が、崖の上から光の海を見て驚く。それは郊外の住宅地の灯だった。突然、物音がした。宇宙船の着陸を知った人間たちが、宇宙船に向かってきたのだ。宇宙船は危険を察知して離陸する。先ほどの宇宙人1人は、地上にとり残された。その頃、住宅地の1軒では、少年たちがカード遊びをしていた。10歳のエリオット(ヘンリー・卜ーマス)は、小さいという理由から、兄マイケル(ロバート・マクノートン)らの仲間にいれてもらえず、くさっていた。ピッツアの出前を受け取りに外へ出たエリオットは、物置小屋で音がしたことに気付いて、みんなを呼びよせた。しかし、中には誰もいなかった。深夜、エリオットはトウモロコシ畑で、宇宙人を目撃。翌日、夕食をたべながら、エリオットは宇宙人を見たことを話すが、誰も信じない。「パパなら…」というエリオットの言葉に、母のメリー(ディー・ウォーレス)は動揺する。パパは愛人とメキシコに行っているのだ。その夜もふけ、エリオットがポーチで見張っていると、宇宙人が彼の前に姿を現わす。エリオットは宇宙人を部屋に隠した。翌日、エリオットは仮病をつかって学校を休み、宇宙人とのコミニュケーションを試みた。そして帰宅した兄、妹ガーティ(ドリュー・バリモア)に紹介する。宇宙人は太陽系を遠く離れた星からやって来たことを、超能力でボールを宙に浮上させて説明した。次の朝、エリオットにマイケルの友達が、「怪物がいたか」と尋ね、宇宙人だと聞かされると、「ではエキストラ・テレストリアルだな」という。こうして宇宙人は以後、エキストラ・テレストリアルを略してE・Tを呼ぱれることになる。学校で授業をうけるエリオットと家にいるE・Tとの間に心が通いあい、E・Tが冷蔵庫からビールを取り出して飲むと、学校のエリオットも酔っぱらう。E・TがTVで「静かなる男」を見て、ジョン・ウェインモーリン・オハラのキスシーンに見とれていると、学校でエリオットがかわいい女の子にキスをする。E・TはTVの「セサミストリート」を見ながら、英語を覚え、家に電話したいといい出す。E・Tはノコギリや傘を使って通信器を作る。ハロウィーンの夜、子供たちはE・Tに白い布をかぶせて森に連れ出し、E・Tは故郷の星に連絡をとる。翌朝、E・Tは瀕死の状態となり、エリオットが彼を家に運ぶ。E・Tを始めて見て、驚くメリー。突然、宇宙服を着た科学者たちが家にやって来た。NASAの科学者キース(ピーター・コヨーテ)がエリオットに「私も10歳の時からE・Tを待っていた」と話しかける。E・Tは死亡し、最後のお別れをエリオットがしていると、E・Tの胸が赤くなる。彼は死んでいなかったのだ。エリオットは兄妹、兄の友人グレッグ、スティーブ、タイラーの協力を得て、E・Tを森に運ぶ。後を必死に追う科学者の一団。森の空地に着地した宇宙船に乗り込むE・T。宇宙船が消えたあと、空に美しい虹がかかった。