パッセンジャー(2016)




予告とは違う内容でしたね
あの予告のシーンはどこからもってきたのでしょう?(笑)

これは別に宇宙じゃなくてもかまわないですね
宇宙船でも、無人島でも、若くて健康な男女が
ふたりきりだけだったら、展開はもう決まってる
なるようになるしかない(笑)

超大型宇宙船アヴァロン号がコロニーに向かう120年の航行中
巨大隕石と衝突した衝撃で、人工冬眠ポッドのひとつが故障
ひとりの男性、ジムが目覚めてしまいます

コロニー到着は90年後、たったひとりで生きて死んでいくのか
ジムは自暴自棄になり、裸で過ごし、酒を飲み
唯一の話相手であるバーテンダーアンドロイドのアーサーに愚痴る

そして1年後、人工冬眠ポッドに眠る女性オーロラを偶然見かけ
彼女に一目ぼれしてしまいます
好きで好きでしょうがない、寂しくて寂しくてしょうがない
ジムはついにオーロラのポッドを壊し彼女を目覚めさせてしまうのです

当然ふたりは愛し合うようになるわけですが





真実を知った時のジェニファー・ローレンスのキレっぷりは
なかなかのもの
謝る隙もありません(謝って済む問題じゃないけどな)

信じていた人に、好きな人に嘘をつかれていた
それよりも大きな怒りは、もしかしたらないのかもしれません

しかし、そんな時ご都合よく乗組員チーフのガスも目覚めます
しかも、ご都合の最高にいいIDをもって
そして、ご都合よく死んでしまいます
(ジムを蘇生できたなら、ガスだって助けられたんじゃ?)


序盤で、いくら5000人分の食料があっても
何十年も生活するなら食べ尽くしてしまうだろうと思ったのですが

ラストでは地球から運んだ
動植物が繁殖して、ジムとオーロラは自給自足の生活を
していたのだろうということが想像できますね
子どももたくさん生まれたかもしれません

しかし、90年後にも食べ物を収穫するロボットウェィターは
誰に食べさせるためでしょう
ジムとオーロラは医療カプセルのおかげで
まだ生きているのでしょうか

それとも、子が生まれ
孫が生まれ( ← ヤバいでしょ ← アレコレ考えすぎ)
冬眠から覚めた乗組員たちと、出くわすかもしれません


あまりにもご都合がいい内容ではありましたが
テンポはよく、それなりにハラハラしながら見れました

それにしても、宇宙旅行で安易にボイスメールなんかしちゃダメですね
コンピューターも先に、かかる年月と料金を教えてあげてよ(笑)



【解説】allcinemaより 
5000人の乗客を乗せ、新たな居住地を目指して航行中の豪華宇宙船を舞台に、冬眠ポッドのトラブルで90年も早く目覚めてしまった2人の男女の運命を描くSFラブストーリー。主演は「世界にひとつのプレイブック」のジェニファー・ローレンスと「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のクリス・プラット。監督は「ヘッドハンター」「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」のモルテン・ティルドゥム
 近未来。豪華宇宙船アヴァロン号は5000人の乗客を乗せて地球を旅立ち、遠く離れた移住地に向かって航行していた。乗客は目的地に到着するまでの120年間を冬眠装置の中で安全に眠り続けるはずだった。ところが、航行中のアクシデントが原因で一つのポッドが不具合を起こし、エンジニアのジムだけが目覚めてしまう。ほどなく自分以外に誰も起きていないことに気づくジム。それもそのはず、地球を旅立ってまだ30年しか経っていなかった。つまり、ほかの乗客が目覚めるのは90年も先で、それはこの宇宙船の中でたった一人きりで残りの一生を過ごさなければならないことを意味していた。それから1年が過ぎ、孤独に押し潰されそうになっていたジムは、目覚めたばかりの美しい女性オーロラと出会うが…。