役人の悪行に日頃から恨みをもつ面々が、その賄賂金を強奪しようと
します。
「こいつはちょっと危ない橋をわたらなならんで!」
「今さら危ない橋もないでえー」
「われ、今まで丈夫な橋渡ったことあるけえ」
早口の大阪弁がテンポよく、耳に心地よいです。
ボケの田中春男、陰気な人斬りの大友柳太郎、そして紅一点の桜町弘子・・・
それぞれの登場人物のキャラがいいですね。
とくに、佐藤慶の悪役ぶりは素晴らしかった。
「あいつ信用していいんかいな?」
権力に一泡吹かせようというお話って、心を惹かれますよね。
しかし結果的に彼らは、お金を手に入れることはできず
せっかく見つけた賄賂に関する書面さえも、川に流してしまいます。
ここは何か、見終わった後の爽快感が欲しかったですね。
それがなかったのは残念なラストでした。
【あらすじ】NHKネットクラブより