刑事コロンボ/だまされたコロンボ(1989)


 
新シリーズ6作目
ポケットベル付の金のブレスレット
 

 
【解説】allcinemaより
新シリーズとしては初めて、TV放映がビデオ発売に先行した作品。人気スキンマガジン<バチェラーズ・ワールド>の女社長ダイアンは、共同経営者兼カメラマンのショーンの女ぐせの悪さにウンザリしていた。彼女は会社の株を転売して、ショーンを解雇しようとする。二人の口論後、ダイアンは旅行に出るが、到着先に姿を表わさなかった事から失踪したと見られた。コロンボ警部は捜査を開始するが、彼女を乗せたリムジンの運転手の証言ほか、あらゆる状況証拠からダイアンは途中で殺害されて替玉の女とすり替わっていると判断。大がかりな遺体発見作業に取りかかったある日のこと、死んだと思われていたダイアンはにこやかに帰宅してきたのだ。二人の仕組んだ芝居にコロンボは騙されていたのだが、本当の事件はその先に待ち受けていた。珍しく切れもののコロンボが罠に引っかかり、苦汁を舐めさせられる異色作。どんでん返しの連続で、コロンボともども視聴者までもが一杯食わされる脚本はなかなかの出来映え。