ジェームズ・ボンド/007

サウンド・オブ・007 (2022)

「たっぷり時間はある」 2023年最初のレビューは 原題も「The Sound of 007」 神戸のアラン・ドロンことドロン生誕祭主催のチェイサーさんが フェイスブックでお薦めしていたので鑑賞 007ファンに捧げるメモリアルであり 映画を音楽で支えるアーティストたち…

007/ダイ・アナザー・デイ(2002)

シリーズ20作目 原題も「DIE ANOTHER DAY」(死ぬのは別の日) シリーズ40周年と20作を記念したダブル・アニバーサリー作品で ブロスナン・ボンドの4作目にして最終作 しかも過去19作品のおバカ娯楽アクションと 女好き諜報員を振り返る集大成(笑) 「ドク…

007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999)

「世界をあげたのに」 「世界じゃ不足だ」 シリーズ第19作 原題の「The World Is Not Enough」(世界を手に入れても足りない)は ボンド家に伝わる家訓のこと ブロスナン・ボンドにしては、後のダニエル・クレイグを思わせる (脚本は全クレイブ版を手掛けたニー…

007/トゥモロー・ネバー・ダイ(1997)

シリーズ第18作 原題も「TOMORROW NEVER DIES」(明日は必ずやって来る) 中国での放映権100年分を得ようとしている メディア王とボンドが対決 モデルは、1991年カナリア諸島沖で 「レディ・ギレーヌ」(愛娘の名)号から転落し水死体で発見された イギリスの…

007/ゴールデンアイ(1995)

シリーズ第17作 原題も「Golden Eye」(黄金の目) 「ゴールデンアイ」とはソ連時代に開発された EMP(電磁パルス)爆弾搭載の(架空の)衛星秘密兵器のこと EMP爆弾とは、原爆と同レベルの電磁波を発生する化学兵器で 広範囲にわたる電子機器の基盤を破壊 …

007/消されたライセンス(1989)

冷戦時代、そしてカビ―・ブロッコリ最後の「007」 ベルリンの壁が崩壊した年に公開されたシリーズ第16作目 原題は「LICENCE TO KILL」(殺人許可証) 女王陛下のためじゃない007 シリーズ初の「汚れた」「血まみれ」たダルトン・ボンド おかげで興行は失…

007/リビング・デイライツ(1987)

「俺はプロしか殺さない。あの子は素人だ」 原題も「THE LIVING DAYLIGHTS」 (生きている日光=意識) シリーズ第15作目 でシリーズ誕生25年を記念して製作 4代目ボンドとしてティモシー・ダルトンが登場 彼の話す英語は中産階級の良家の子息のようなアク…

007/美しき獲物たち(1985)

ありがとう、サー・ロジャー・ボンド ありがとう、ロイス・マックスウェル・マネーペニー シリーズ第14作目原題は「A VIEW TO A KILL」(殺しへの眺め) 「オクトパシー」のやりすぎで時代との誤差を少しは感じたのか(笑) 試験管ベビーやらシリコンバレー…

ネバーセイ・ネバーアゲイン(1983)

原題も「NEVER SAY NEVER AGAIN」(もう言わないで) サー・コネリーの妻ミシュリーヌ(フランス人の画家 )が 「もう(ボンドを演じないなんて)言わないで」(ネバーセイ・ネバーアゲイン) と言ったのが由来 「ダイヤモンドは永遠に」から12年ぶりにボン…

007/オクトパシー(1983)

シリーズ第13作目 原題は「OCTOPUSSY」 まるで3流ポルノのような、シリーズ屈指のお下品タイトル (よく上映できたものだ 笑) 髭を付けただけの変装から、おねえちゃんのパンチラで 敵の目をかわしお馬のトラックから小型飛行機で逃走 象の戦車に、針のベッ…

007/ムーンレイカー(1979)

原題の「MOONRAKER」とは (水面に写った)月(ムーン)を熊手(レイカー)で掻き集めようとする人 実際は手に入らないものを手にしようとする人の意味で (アホがやりそうなことを示す)イギリスの古典的隠語ということ 「スター・ウォーズ」(1977)「未知…

007/私を愛したスパイ(1977)

シリーズ第10作目 原題も「THE SPY WHO LOVED ME」 サー・ロジャーボンドで最も人気評価が高い作品で 特にオープニングの掴みは最高 核ミサイルを搭載したイギリスの原子力潜水艦「レンジャー」と 同じくソ連の原子力潜水艦「ポチョムキン」が相次いで消息を…

007/黄金銃を持つ男(1974)

シリーズ第9作目 原題は「THE MAN WITH THE GOLDEN GUN」 原作はフレミングの遺作 本気の宙返りカーアクションはこれだったか まだスーパーコンピューターのない時代 何人もの物理学者が何日もかけて計算したとか (でも効果音が間抜け 笑) しかもボンドが…

007/死ぬのは奴らだ(1973)

シリーズ第8作目 原題の「LIVE AND LET DIE」に (”WE”LIVE AND LET ”THEM”DIE ”我々は”生き延び”彼らは”死ぬ) 「死ぬのは奴らだ」ってタイトル付けた井上一夫はやっぱ天才だな サー・ロジャー・ムーアの記念すべきボンドデビュー作 登場する悪役はほぼ黒人…

007/ダイヤモンドは永遠に(1971)

シリーズ第7作目 原題も「DIAMONDS ARE FOREVER」 ジョージ・レイゼンビーが1作で降板してしまったため とり急ぎサー・コネリーをカムバックさせたものの サー・コネリー・ボンドの有終の美を飾るどころか シリーズでもトップを争そうおバカな仕上がり(笑…

007/カジノ・ロワイヤル(1967)

原題も「CASINO ROYALE」 これはかなりマニアック(笑) ショーン・コネリーの主演拒否等(連続してボンドを演じたくなかった) 様々な交渉不成立により、配給がユナイトからコロンビア映画へ移ったため 番外編とされていまが 60年代のカオスな雰囲気に、ハ…

007/ゴールドフィンガー(1964)

シリーズ第3作目 原題も「GOLDFINGER」 世界的にはシリーズ中、一番の人気作品ということ 「ボンド・カー」で有名な“アストンマーチンDB5” が初登場 時限装置のカウントが「007」で静止するのはこの映画だったか ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー) …

007/ロシアより愛をこめて(1963)

シリーズ2作目 原題も「FROM RUSSIA WITH LOVE」 公開時の邦題は「007/危機一発」 これは最高のオープニング・タイトル デザインはロバート・ブラウンジョン (ストーンズの「レット・イット・ブリード」のLPジャケットで有名) ベリーダンスする女性の…

007/ドクター・ノオ(1962)

原題も「DR. NO」 公開時の邦題は「007は殺しの番号」 「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」(2020)が まるでシリーズ最終話のような終わり方だったということもあり 改めて007の歴史を振り返り、第一作目から見ることにしました シリーズ中最も低予算で作られ…

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

原題も「NO TIME TO DIE 」(まだ死ぬ時ではない) 2021年10月1日から公開中 6代目ジェームズ・ボンド、ダニエル・クレイグ最後の007で シリーズ最長の163分 ブロ友さんたちの評価がもの、もの、ものすごく高いので このままでは11月のオフ会で話についてい…