サウンド・オブ・007 (2022)

「たっぷり時間はある」

 

2023年最初のレビューは

原題も「The Sound of 007

神戸のアラン・ドロンことドロン生誕祭主催のチェイサーさんが

フェイスブックでお薦めしていたので鑑賞

007ファンに捧げるメモリアルであり

映画を音楽で支えるアーティストたちへのフォーカス

チェイサーさんのシネマライブと重なるものを感じます

しかも「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 2021)にあわせて

27作(番外編含む)を見ていたおかげで、より楽しめました

あのワクワクするテーマ曲は

(元はミュージカル用に書き留めていた)モンティ・ノーマンの

インド風だった曲を(ドクター・ノオ

当時新進だったジョンバリーに仕上げろという(ロシアより愛をこめて

依頼により(しかも明朝までに 笑)完成したということ

その後007のサントラの礎を築いていくジョン・バリー

ゴールドフィンガー」の時はジョン・バリーの家に居候してた

マイケル・ケインが完成曲をまず最初に聞かされたそうな(笑)

マイケル・ケイン楽しそうに話していて幸せな気分になる

ダイヤモンドは永遠に」のダイヤモンドは男性器の意味だとか

ムーンレイカー」の主題歌はシャーリーバッシーも嫌ってるとか

死ぬのは奴らだ」の時のポール・マッカートニーの製作風景

サッチモの名曲「愛はすべてを越えて」 (女王陛下の007)と

「ノー・タイム・トゥ・ダイ」のリンク

スカイフォール」の秘話

美しき獲物たちDURAN ×2(ジョン・テイラー老けたなあ)

「スペクター」で不採用になってしまったレディオヘッド

依頼する前に亡くなったエイミー・ワインハウス

ラミ・マレックの「クィーン」推し(笑)

不満なところがあるといえば

ほぼダニエル・クレイグ版にスポットがあてられているため

マットモンローの「ロシアより愛をこめてが流れなかったことや

ボンドの代名詞のひとつでもある「消されたライセンス

License to Kill)のa-haが出演していないこと

まあバリーが007を降板したのはa-haに原因があるので(笑)

当然かも知れませんね

よくあるインタビュー形式のドキュメンタリーではありますが

主演者がメジャーなうえ、88分でサクッと見やすい

60年間にわたり007がいかに愛されてきたかがわかります

今後クレイグ版を超える007シリーズを制作するのは

かなり難しい気がしますが(笑)

ロシアによって分断された世界で

ボンドがどう活躍するのか気になりますね

主題歌は絶対エド・シーランに歌って欲しい(笑)

今年もたくさんの名作と名曲

そして名セリフに出会えますように

 

「ボンド」

ジェームズ・ボンド

 

【解説】amazonプライムビデオより
マット・ホワイトクロス製作の新ドキュメンタリー。象徴的なテーマソングの1962年製作「007ドクター・ノオ」の誕生から、ビリー・アイリッシュアカデミー賞®を受賞した2021年製作「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」まで、ボンド音楽の歴史を紐解く。