「たっぷり時間はある」
2023年最初のレビューは
原題も「The Sound of 007」
神戸のアラン・ドロンことドロン生誕祭主催のチェイサーさんが
フェイスブックでお薦めしていたので鑑賞
007ファンに捧げるメモリアルであり
映画を音楽で支えるアーティストたちへのフォーカス
チェイサーさんのシネマライブと重なるものを感じます
しかも「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」 (2021)にあわせて
全27作(番外編含む)を見ていたおかげで、より楽しめました
あのワクワクするテーマ曲は
(元はミュージカル用に書き留めていた)モンティ・ノーマンの
インド風だった曲を(ドクター・ノオ)
当時新進だったジョン・バリーに仕上げろという(ロシアより愛をこめて)
依頼により(しかも明朝までに 笑)完成したということ
その後007のサントラの礎を築いていくジョン・バリー
マイケル・ケインが完成曲をまず最初に聞かされたそうな(笑)
マイケル・ケインが楽しそうに話していて幸せな気分になる
「ダイヤモンドは永遠に」のダイヤモンドは男性器の意味だとか
「ムーンレイカー」の主題歌はシャーリー・バッシーも嫌ってるとか
「死ぬのは奴らだ」の時のポール・マッカートニーの製作風景
サッチモの名曲「愛はすべてを越えて」 (女王陛下の007)と
「ノー・タイム・トゥ・ダイ」のリンク
「スカイフォール」の秘話
「美しき獲物たち」 DURAN ×2(ジョン・テイラー老けたなあ)
「スペクター」で不採用になってしまったレディオヘッド
依頼する前に亡くなったエイミー・ワインハウス
ラミ・マレックの「クィーン」推し(笑)
不満なところがあるといえば
ほぼダニエル・クレイグ版にスポットがあてられているため
マット・モンローの「ロシアより愛をこめて」が流れなかったことや
ボンドの代名詞のひとつでもある「消されたライセンス」
(License to Kill)のa-haが出演していないこと
まあバリーが007を降板したのはa-haに原因があるので(笑)
当然かも知れませんね
よくあるインタビュー形式のドキュメンタリーではありますが
主演者がメジャーなうえ、88分でサクッと見やすい
60年間にわたり007がいかに愛されてきたかがわかります
今後クレイグ版を超える007シリーズを制作するのは
かなり難しい気がしますが(笑)
ロシアによって分断された世界で
ボンドがどう活躍するのか気になりますね
主題歌は絶対エド・シーランに歌って欲しい(笑)
今年もたくさんの名作と名曲
そして名セリフに出会えますように
「ボンド」
【解説】amazonプライムビデオより
マット・ホワイトクロス製作の新ドキュメンタリー。象徴的なテーマソングの1962年製作「007/ドクター・ノオ」の誕生から、ビリー・アイリッシュがアカデミー賞®を受賞した2021年製作「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」まで、ボンド音楽の歴史を紐解く。