原題も「DR. NO」
公開時の邦題は「007は殺しの番号」
「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」(2020)が
まるでシリーズ最終話のような終わり方だったということもあり
改めて007の歴史を振り返り、第一作目から見ることにしました
シリーズ中最も低予算で作られたそうですが
その年の興行成績は「アラビアのロレンス」に次ぐ世界第2位
しかもヒットしたおかげで、今では有名かつ定番の
ジェームズ・ボンドのテーマ(James Bond Theme)の
作曲元について裁判沙汰になったという曰く付き
そして、よく見てみればツッコミ系かコメディか(笑)
「ボンド、ジェームズ・ボンド」って自ら自己紹介するスパイが
どこの国に存在するんじゃ
それだけ映画として、見て楽しいということでもありますが(笑)
M(バーナード・リー)
M16の部長の通称
本名の「マイルズ・メッサヴィー」と「Missions」の頭文字をかけている
ミス・マネーペニー(ロイス・マクスウェル)
Mの秘書、階級は大尉で実はボンドの上司
ボンドに気のある素振りをするものの、本意であるかは不明
Q(ピーター・バートン)
Q課(Quartermaster”需品課”)の課長
初代Qの主演はこの1作だけ
フェリックス・ライター(ジャック・ロード)
CIAの諜報部員でボンドの盟友
デント教授 (アンソニー・ドーソン)
ストラングウェイズ(002)のカード仲間で鉱石学者
ドクター・ノオの手下でボンドの殺害を命じられるものの失敗
ミス・タロー(ゼナ・マーシャル)
ドクター・ノオの手下の中国人女性で
ボンドを色気で落とそうとするがうまくいかない
ハニー・ライダー(ウルスラ・アンドレス)
学者だった父親をドクター・ノオに殺された過去を持つ
初代ボンドガール
ドクター・ノオ (ジョセフ・ワイズマン)
スペクターのメンバーでアメリカに恨みを持つ中国人の富豪
漁師(ジョン・キッツミラー)
フェリックス・ライターの部下
仲間とカードゲームすることと
毎回同じ時間に職場に電話で定例報告するのが日課のである
ストラングウェイズが盲目の(ふりをしている)三人組に射殺され
彼の新人秘書メアリーも消息を絶ちます
実はストラングウェイズの正体は
ジャマイカ駐在の英国秘密情報部(MI6)の諜報部員でした
Mに呼び出された007のコードネームを持つジェームズ・ボンドは
事件の真相を探るためジャマイカに向います
ボンドはストラングウェイズの事務所で
漁師と釣りをしている写真と
カードゲーム仲間のデント教授から発行された領収書を見つけます
漁師を見つけたボンドは、漁師に酒場に連れていかれ
CIAのフェリックスに会います
フェリックスから(MI6に非公式で)ストラングウェイズの事務所からは
何も見つからなかったと報告を受けますが
領収書を発行したデント教授を訪ねると
ストラングウェイズが持ち込んだ鉱石を科学的に分析した費用だと答えます
分析結果は鉱石には何の異常も特質もなかったということ
ボンドはデント教授の秘書をディナーに誘い
彼女を迎えに行く途中尾行され、彼女の部屋に着くとやって来た教授から
クラブ・キーという島のドクター・ノオが黒幕であることを聞き出します
教授が調べた鉱石はストラングウェイズが
クラブ・キー島の周辺から採取したものだったのです
漁師の協力でクラブ・キーに侵入したボンドは
貴重な貝を集めているというハニーという女性に出会い
ハニーと漁師はこの島にドラゴン(竜)がいると信じていて
現れたのは火炎放射器付きの最新型の戦車でした
漁師は焼き殺され、ボンドとハニーは
中国人のドクター・ノオに捕らえられてしまいます
ノオは東西どちらにも属さない犯罪組織「スペクター」の一員でした
そしてノオはアメリカに恨みを持っていて
アメリカの月面ロケット発射を妨害しようとしていたのです
(この時代から中国とアメリカの関係って)
禁錮室に入れられたボンドは、空気孔を通って脱出
原子炉を暴走させ、ノオは核燃料の中に落とされ研究所は爆破されます
(1作目からボンドは海洋汚染をしていたのか、しかも核で)
そしてボンドとハニーは、小さなボートでキス
仲よく大海に脱出したのでした
【解説】allcinema より
自分の意志で殺人を犯すことを認められた、“00”ナンバーを持つ英国情報部員、ジェームズ・ボンドの活躍を描いた、記念すべきシリーズ第1作。アメリカの宇宙開発の妨害を図る謎の中国人、ドクター・ノオとの闘いを描く。ジャマイカの英情報局長が何者かに殺害された。本部は事件究明にボンドを派遣する。やがてその死は、驚くべき陰謀を明らかにする……。スパイ映画の未来と方向性を決定づけたS・コネリーのキャラクターが抜群。モンティ・ノーマンの“あの”テーマ曲はここから始まった。