2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

アデル、ブルーは熱い色(2013)

原題は「LA VIE D'ADELE Chapitres 1 et 2 」 (アデルの生涯 第1章と第2章) 原作は2010年に刊行されたコミックス 「Le bleu est une couleur chaude」(ブルーは熱い色)著者のジュリー・マロ(1985~)はフランス生まれの女性BD(同性愛可) フランス映画…

ディナーラッシュ(2001)

「復讐と美味い料理は後を引く」「後味も別格」 原題も「DINNER RUSH」(夕食のピークタイム、書き入れ時のこと) NYトライベッカにある人気トラットリアで起こる グランド・ホテル形式の群像劇 作風やオチはクエンティン・タランティーノ風ですが クドさや…

真実(2019)

2011年に是枝裕和がジュリエット・ビノシュから 「何か一緒に映画を撮りませんか?」と誘われたのがきっかけ そりゃあ断れませんよね(笑) 8年の構想をかけカトリーヌ・ドヌーヴを迎えて製作した 日仏合作映画 が、大女優カトリーヌ・ドヌーヴは 是枝監督が…

ジュリー&ジュリア(2009)

原題も「JULIE & JULIA」 ジュリア・チャイルド(1912〜2004)は1961年にフランス料理本 「Mastering the Art of French Cooking」 (フランス料理の芸術をマスターする)を発表し 翌62年にはテレビの料理ショーの司会者として活躍した アメリカの有名な料理…

隔たる世界の2人(2020)

「人の痛みに無関心にならないでください」 授賞式でのトラヴォンフリー監督のスピーチ 原題は「Two Distant Strangers」 (ふたりの遠い見知らぬ人) 29分とは思えないエンタメクオリティの高さ しかもこれだけ重く残酷なテーマを コメディでポップに描き切…

ペイ・フォワード 可能の王国(2000)

原題は「Pay It Forward」(次に渡そう) タイトルの通り(助けてもらった)恩を返すのではなく 次へ渡していくお話 車を壊された新聞記者が、見ず知らずの他人から 突然高級車のジャガーを使ってくれとプレゼントされます 一体なぜ? 物語はその4ヶ月前か…

コリーニ事件(2019)

原題も「Der Fall Collini」(コリーニ事件) ドイツの法廷もの アメリカ映画の、いかに感動的に「陪審員に訴える」かとは違い 「正しい法律」とはなにかを考えさせられる佳作 被告席がガラス張りになっていたり、証人が判事側を向いてたり 法廷の作りや配置…

007/ダイ・アナザー・デイ(2002)

シリーズ20作目 原題も「DIE ANOTHER DAY」(死ぬのは別の日) シリーズ40周年と20作を記念したダブル・アニバーサリー作品で ブロスナン・ボンドの4作目にして最終作 しかも過去19作品のおバカ娯楽アクションと 女好き諜報員を振り返る集大成(笑) 「ドク…

007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999)

「世界をあげたのに」 「世界じゃ不足だ」 シリーズ第19作 原題の「The World Is Not Enough」(世界を手に入れても足りない)は ボンド家に伝わる家訓のこと ブロスナン・ボンドにしては、後のダニエル・クレイグを思わせる (脚本は全クレイブ版を手掛けたニー…

男と女 人生最良の日々(2020)

「人生最良の日々を、(わたしたちは)まだ生きてはいない」 ヴィクトル・ユゴー 原題は「Les plus belles annees d'une vie」(人生で最も美しい年) 「男と女」(1966)の続編、想像したよりかなり好い出来で トランティニャンの遺作として本当にふさわし…

タクシードライバー(1976)

「You talkin' to me?」(俺に向かって話しているんだろう)は 「アメリカ映画の名セリフベスト100」で常に上位にランクイン 原題も「TAXI DRIVER」 どうしても気になって再見してみました やはり名作ですね メロウな音楽に映像もスタイリッシュ ストーリー…

007/トゥモロー・ネバー・ダイ(1997)

シリーズ第18作 原題も「TOMORROW NEVER DIES」(明日は必ずやって来る) 中国での放映権100年分を得ようとしている メディア王とボンドが対決 モデルは、1991年カナリア諸島沖で 「レディ・ギレーヌ」(愛娘の名)号から転落し水死体で発見された イギリスの…