秋の景色の時計台にタイトルが現れるオープニングがいいですね。
そして全編がとても美しいカラー映像です。
上流家庭の未亡人キャリー(ジェーン・ワイマン)と
庭師の青年ロン(ロック・ハドソン)との
身分も、教育も、年齢も違う恋の物語。
深く愛し合うようになった二人ですが、世間の冷たい視線や
事実無根の噂話の攻撃を受けます。
そしてキャリーの子どもたちからの、交際に対する反発。
そんな彼女がためらいながらロンとキスするシーンにはグッときます。
ふたりとも、本当に真面目で純真なのです。
「私って弱虫ね、世間のうわさを恐れ自分で決めなかった。
周りの意見に振り回された。
友人、隣人、子どたち…でもいけなかったのは私自身」
頭痛に悩むキャリーに語るドクターのセリフも印象的でした。
「なぜ頭痛が? 」
「お仕置きだ、人生から逃げた君に体が抗議している」
「薬をいただける?」
「薬をいただける?」
「人生の処方箋を」
人生の処方箋をもらえたら、どこを治しましょうね。
そんな処方箋なんかいらないと言えればいいですけど。笑
ラブ・ロマンス好きな方にはオススメな作品でしょう。
大人の女性向けだと思います。
【あらすじ】allcinemaより