偉大なる、しゅららぼん(2013)




外国映画だと、魔法を使えたり竜が出てきたりすると
ファンタジーと呼ぶにふさわしい映画になるのですが

邦画だと、どうしてこう内容が
「漫画」っぽくなってしまうのでしょう(笑)

現代の殿様に、超能力、赤い学生服・・
どこから見ても漫画の発想
実際に漫画化もされているのですね

実写でこうだと、私には
面白いのか、面白くないかの判断がつかない
琵琶湖の「十戒」は、コメディなのか真面目なのか

昔調なのに、「フルボッコ」とか
ちょっと理解できない世界観

しかも濱田岳クンも岡田将生クンも
高校1年生にはとても見えない(笑)

ラストもあれで解決とは
棗(なつめ)があのオチなら
源爺にも初恋の人と結婚できていたという
過去を作ってあげるオチもあればよかったですね

可愛いおばあちゃんが土手から舟に手を振っていて
それは源爺の長年連れ添った妻で
40年前の馴れ初めを、涼介と淡十郎に話すのよ
(勝手にラストシーンを作るよ 笑)

私はこのセンスにあまりついていけませんでした

「超能力学園」的なアニメにでもしたほうが
まだ良かったのではないかと思います



【解説】allcinemaより
 「鴨川ホルモー」や「プリンセス トヨトミ」の原作でも知られる人気作家・万城目学の奇想天外青春ファンタジー・コメディを、「潔く柔く」の岡田将生と「みなさん、さようなら」の濱田岳主演で実写映画化。琵琶湖で代々不思議な力を伝承してきた一族を主人公に、修行のため本家に居候することになった分家の高校生を待ち受ける驚愕の運命を描く。共演は深田恭子渡辺大貫地谷しほり。監督はこれが長編デビューの水落豊
 琵琶湖畔の街、石走。そこには、琵琶湖の神より賜りし摩訶不思議な力を1300年にわたって守り伝える一族がいた。その一族、日出家は、江戸時代から現存する石走城に居を構える街の最高実力者。跡取りである高校生の淡十郎は最強の力を持つとされ、崇められることが当たり前の人生を歩む生まれながらの殿様気質。そんな中、分家の涼介が高校入学を機に、修行のため本家へとやって来る。しかし淡十郎とお揃いの赤い詰襟で登校させられるなど、常人には理解不能の淡十郎の言動に振り回される涼介。すると、そこに淡十郎の恋のライバルとして現われたのが、同級生の棗広海。彼もまた不思議な力を持ち、日出家とは長年の宿敵関係にある棗一族の跡取りなのだが…。