ハード・デイズ・ナイト(2014 オリジナル1964)




私の周りでビートルズ・ファンといえば男性ばかりですね
女性でジョンやポールを語る人と出会ったことは
たぶんないような気がします

でもこの1964年制作の作品を見れば思い切りアイドル
ほぼ全員が女性ファンばかり
スーパーグループは、男性からはむしろ
煙たがれていられるようなムードさえあります

タレ目な甘いマスクの美青年4人組が
オンナノコが、好きなオトコノコに言ってもらいたい
そんな気持ちを100%的中させた言葉を
心地よいメロディーで歌うのです


カモン カモン カモン カモン
いっしょに遊ぼうよ かわいこちゃん
              Please Please me

あの子に捧げたい
愛のすべてを
こんな気持ち君だってわかるだろう
                                       And I Love Her

ぼくは見たいのさ 君のあふれる笑顔を
見たいんだ
君と二人で 一緒にいるときほど
素敵な時間は 考えられないよ
              A Hard Day's Night


女子はハートを直撃され陶酔状態
悲鳴を上げ過ぎ、酸欠で失神寸前

映画のほうはポールのじいさんと
勝手気ままなビートルズ4人との珍道中

ジョージとリンゴは解散後もずっと仲良しだったそうですね
この作品の中でもコンビネーションがあっている気がします

ジョンは反抗的でガキで皮肉屋っぽいタイプ
一方のポールは、あまり目立たず控えめでしたね
もちろん脚本や演出があってでしょうが
実際でもそういう関係だったのかと思わせます

ビートルズの初主演となる記念すべき作品なのでしょう
今となっては貴重な記録映画だと思います





曲目

1. Hard Day's Night            ア・ハード・デイズ・ナイト
2. I Should Have Known Better        恋する二人
3. If I Fell                 恋におちたら
4. I'm Happy Just to Dance with You   すてきなダンス
5. And I Love Her             アンド・アイ・ラヴ・ハー
6. Tell Me Why               テル・ミー・ホワイ
7. Can't Buy Me Love           キャント・バイ・ミー・ラヴ
8. Any Time at All            エニイ・タイム・アット・オール
9. I'll Cry Instead            ぼくが泣く
10. Things We Said Today        今日の誓い
11. When I Get Home          家に帰れば
12. You Can't Do That          ユー・キャント・ドゥ・ザット
13.  I'll Be Back               アイル・ビー・バック



【解説】NHKオンラインより
ザ・ビートルズの映画初出演作。当時人気の頂点にあった彼らの実生活をベースに脚色。熱狂的なファンに追いかけられるなか、TV出演やライブツアーに目まぐるしく動きまわるビートルズの姿をドキュメンタリー・タッチに描いた音楽コメディー。1964年に「ビートルズがやってくる/ヤァ!ヤァ!ヤァ!」のタイトルで初公開された作品を修復したデジタル・リマスター・バージョンを放送。遊び心あふれる演出はR・レスター。