邦画・コメディ/アクション

渡り鳥いつまた帰る(1960)

渡り鳥シリーズ第3作目。 佐渡にやってきた滝(小林)は、そこで高見鉱山の持ち主の静江(南田洋子)とその妹の則子(浅丘ルリ子)を知り合います。静江は夫の死後、鉱山の支配人の榊原が好き放題をして困っていました。そして廃坑を掘り始めた榊原の秘密…

口笛が流れる港町(1960)

日活、渡り鳥シリーズの第2作目。これは・・・スキヤキウエスタンというジャンルなのでしょうか?笑 「やるじゃないか」「お前もな」「お前に隙があるかどうか試してみたのさ」「お前が物騒なヤツだってことは一目見ただけでわかったぜ」 阿蘇の相良鉱山に…

なにはなくとも全員集合(1967)

全員集合シリーズ16作中の1作目。当時のザ・ドリフターズって現在の嵐やSMAP以上の人気だったのでしょうか。あの、ビートルズのコンサートで前座も勤めたんですよね? ザ・ドリフターズといえば、ナンセンスな体を張ったギャグや当時としては、PT…

夕陽に赤い俺の顔(1961)

♪月が出たならお前を殺す♪ 真っ暗闇ならキッス!キッス!♪俺はお前の墓場だぜ♪寂しがり屋の墓場だぜ~ カルト的な作品でしたね。奇妙なノリの、アクション&ミュージカルそしてコメディの殺し屋もの。ナンセンスで破天荒ですが、とてもモダン。好きな人は好…

タンポポ(1985)

女手一つで息子を育てながらラーメン屋をきりもする未亡人の再生ストーリーとさまざまな食にまつわるエピソード。だからって、役所広司さんが黒田福美さんに塩をフリフリしてレモンを絞って食べちゃうシーンとかは・・必要だったのかしら? ラーメン通って…

喜劇/女は度胸(1969)

「フランシーヌの場合は あまりにも おばかさん フランシーヌの場合は あまりにも 寂しい 3月30日の日曜日 パリの朝に 燃えた命ひとつ フランシーヌ 」 とにかく、濃かったです。 トラック運転手の兄(渥美清)の交際相手?の売春婦が自分の恋人の愛子(…

ハンサム☆スーツ(2008)

ブサイクな男性がハンサム・スーツ(着ぐるみ)によって美男子に変身する・・この作品、観ている途中で先も読めるし、オチもわかってしまうのですが結構感動してしまいましたし、ウルルンしてしまいました。 私的にイチバンよかったのは、本江役の大島美幸…

12人の優しい日本人(1991)

復縁をせまる夫を、21歳の美貌の女性が道路に突きとばしトラックに跳ねられ死亡するという事件。 「被告人が美人だから」「可哀想だから」「なんとなく」最初はそんな理由で無罪を主張する陪審員。しかし、あいまいな人、事なかれ主義の人、感情的な人と…

ファンシイダンス(1989)

この作品もユル感たっぷりでした。大人気だったモックンと鈴木保奈美ちゃんの共演にエンディング曲はプリンセス・プリンセス・・公開当時とても話題になった記憶があります。 一年間の修行僧としてお寺に入った陽平(本木雅弘)。そこで待っていたのは、禁…

シコふんじゃった(1992)

かなりゆる~いスポ根もの。それほど運動が得意じゃないうえに、やる気もほとんどない。そんな学生がもし相撲部に入ったらどうなる?そんな物語。熱血していないのが、この作品の魅力でしょう。 それから、個性的な脇役陣がとても良かったですね。ジャン・…

プーサン(1953)

昭和20年代後半の社会批評映画ということです。 以前も記事に書きましたが、私は歴史が苦手なのです。昭和はそれほど昔じゃありませんが。笑解説を読んでも、血のメーデー事件?紀元節復活論?朝鮮特需?なんのことなのかサッパリで・・・(ばかだ)プー…

社長三代記(1958)

森繁久弥主演の人気喜劇「社長」シリーズの4作目。「社長」シリーズは全40作くらいあるそうですが・・・知りませんでした。社長と平社員のテンポのよいやりとりが、近年の作品でいえば「釣りバカ日誌」に近い感じでしょうか。 新橋の芸者に銀座のママ・…

雲の上団五郎一座(1962)

当時の人気喜劇役者が総出演といっても過言ではない作品だそうです。とても有名な作品らしいのですが、全く知りませんでした。エノケンさんやアチャコさんなど喜劇界の大スターでさえ知ったのは最近で・・。笑 雲の上団五郎(榎本健一)一座の団員がヤクザ…

サラリーマンNEO劇場版(笑)(2011)

NHKのコント番組の映画化ということ。 新人サラリーマンって、たぶんこんな感覚なのかも知れません。第一希望ではないビール会社に就職し、イマイチやる気がない主人公。合コンに行って会社名を言ったら、女性からは微妙な反応。願わくば、もっといい条…

ウォーターボーイズ(2001)

公開当時、とても話題になった記憶があるのですが、観るのは初めてです。さすが人気の作品だけあって、面白く鑑賞できました。とてもテンポがよく、まとめかたが巧いですね。 「あいつら、何やってもダメにきまってる」 何か目的があるわけでもないし特に高…

エノケンのちゃっきり金太(1937)

ちゃっきりとはスリのこと。 幕末の江戸。天才スリの金太(エノケン)と岡っ引きの倉吉(中村是好)飴屋を装っている徳川方のスパイの三次(二村定一)。金太が贔屓にしている居酒屋の亭主(柳田貞一)とその娘・おツウ(市川圭子)。金太を殺そうとする薩…

ニッポン無責任時代(1962)

コメディ映画の金字塔、東宝のドル箱作品と謳われたヒット作品だったそうです。 「人生で大事なことはタイミングにC調に無責任♪」「ハイそれまでよ♪」と歌うシーンは本当にお気軽で楽しい雰囲気。主人公の出世と同じように、トントン拍子にストリーが展開…

台風騒動記(1956)

台風の被害で、住む家を失い集団生活している貧しい階層の人たちが住む旧弾薬庫。一方、町の議会では天丼を注文し、国から1千万円の補助金を騙し取ろうとしています。 そんな中、たまたま町にやってきた見知らぬ青年が政府から現地調査に来た人間と間違え…

好人好日(1961)

数学者の尾関等(笠智衆)は数学の事以外何一つしない超変人。 結婚を控えた娘の登紀子(岩下志麻)は「私はその人と結婚して幸せになれるでしょうか?」「父は数学は人間の心の表現と言いますけど、数学で私の心が分かりますか?」と、東大寺に行っては大…

三等重役

そもそも三等重役ってナニ?ですよね。それを知ってから、この作品を観たほうがより理解できてよかったのではないかと思いました。 敗戦後、日本を占領した連合軍司令部は戦争中に戦争に協力した多くの企業のトップを、戦争責任があるとして、その地位から…