プーサン(1953)


 
 
 
昭和20年代後半の社会批評映画ということです。
 
以前も記事に書きましたが、私は歴史が苦手なのです。
昭和はそれほど昔じゃありませんが。笑
解説を読んでも、血のメーデー事件?紀元節復活論?朝鮮特需?
なんのことなのかサッパリで・・・
(ばかだ)
プーサンは主人公のあだ名なのでしょうか。
(ブログに書く前にちゃんと調べようね)
プーサンといえば、くまのプーさんしか思いつかない・・
(みんなもそう?)
 
要領が悪く冴えない中年やもめの教師、野呂(伊藤雄之助 )。
しかし、労働運動に参加したのが、運悪く新聞に載ってしまい、職場はクビ。
 
秘かに想いを寄せているカンコ(越路吹雪)との銀座デートはストリップ鑑賞。
ここらへんは「タクシー・ドライバー」で
主人公が女性をポルノ映画にデートを誘ったのを思い出しました。
しかもどちらも、女性を連れて行くのには全く場違いなことに本人が
気が付いていません。
 
結末もわかりにくかったですね。
ヒロインは自殺未遂?それとも自殺をするのでしょうか。
主人公は強盗を企て、成功したようなのですが・・
(どうなの?)
 
銃やナイフを向けられても動じない、交番のおまわりさんはいい味でしたね。
キャベツをひたすら頭にのせたり、不思議な作品でした。
終戦後の時代背景がわかる人には、面白い作品なのかもしれません。
 

 
【あらすじ】goo映画より
三流どこの補習学校教師野呂は、税務署吏員金森風吉の家に間借りしている。独身者だ。久かたぶりに銀座へ出て目をまわし、トラックに轢かれそこなった。当分右腕が利かず、学生泡田に代って黒板に字をかいてもらうが、かき賃一時間百円也を請求され、びっくりする。学校経営者の土建屋から夜間担任に格下げされ、無体な時間外勤務を強いられても文句ひとついえぬ野呂が、心ひそかに想うのは金森の娘--銀行事務員のカン子であった。カン子は無類のガンコ娘で、同僚とはりあい恋人とはりあい、張りのない野呂なんか念頭にもない。