タンポポ(1985)


 
 
 
女手一つで息子を育てながらラーメン屋をきりもする未亡人の
再生ストーリーとさまざまな食にまつわるエピソード。
だからって、役所広司さんが黒田福美さんに塩をフリフリしてレモンを絞って食べちゃうシーンとかは・・必要だったのかしら?
 
ラーメン通って、ラーメンひとつにあれこれとウンチクを語る
イメージがありますよね。
もう、麺が延びちゃうって~などと思ってしまいます。
(食べるのが遅い私が言えた義理ではありませんが。笑)
 
ここらへんにも「ラーメン二郎」とかいう行列のできるお店の支店が
あるんですけど知ってます?(誰に聞いてるの?笑)
食べても食べても量が減らない・・ラーメンなのに完食できませんでした。
と、だんだん話がそれてしまいましたが。
 
この作品を観たら、ラーメンが食べたい・・
それから、ふわとろなオムライスも、天ぷらそばと鴨南蛮とお汁粉も
高級フレンチも・・・
あれもこれも食べたい気持ちになってきます。
そういう点では、食を扱った作品の中では珠玉の一本かもしれません。
 
ラーメン店の女主人の宮本信子さんが、山崎努さんはじめ多くの男性の力を借りて
成功してゆく姿は羨ましい限り。
 
なんというか、ひとつひとつのエピソードが、青年誌のギャグマンガのような
映画でしたね。
それなりに笑えました。
 

 
【あらすじ】allcinemaより
初監督作品「お葬式」で高い評価を受けた伊丹十三の監督第2作目。タンクローリーの運転手が、さびれたラーメン屋を経営している美しい未亡人に惹かれるまま、そのラーメン屋を町一番の店にするまでを、他に13の食べ物にまつわるエピソードを織り交ぜて描く。出演は山崎努宮本信子役所広司渡辺謙タンクローリーの運転手ゴローとガンは、ふらりと来々軒というさびれたラーメン屋に入った。彼らにラーメンの味が今一つと指摘されてから、店の女主人タンポポは様々な協力を経ながら商売繁盛を夢見てラーメン作りに没頭する。