かなりゆる～いスポ根もの。
それほど運動が得意じゃないうえに、やる気もほとんどない。
そんな学生がもし相撲部に入ったらどうなる？そんな物語。
熱血していないのが、この作品の魅力でしょう。
それから、個性的な脇役陣がとても良かったですね。
下痢をこらえる竹中直人さん。
特にキャラクターとして素晴らしいなと思ったのは
女の子に大モテの春雄（宝井誠明）に憧れ、
相撲部のマネージャーを勤めることになった、正子演じる梅本律子さんです。
春雄を見つめる正子の眼差しには、思わず微笑んでしまいます。
さらしを巻いて女性であることを隠し試合をする
けなげな正子の姿に、部員達は奮起します。
そしてついに、勝利を収め大学の二部昇格が決まるのです。
主人公の秋平（本木雅弘）は就職するのを辞め大学に残り
相撲部を持続させる決心をします。
その決意にはちょっと感動しました。
でも、青木先輩（竹中直人）のように８年生まで留年したらどうしよう？
思わずそんな心配もしてしまうラストでありました。
【あらすじ】yahoo!映画より父親のコネで就職も決まっていた教立大学4年の秋平は、ある日、卒論指導教授の穴山に呼び出され、授業に一度も出席しなかったことを理由に、卒業と引き換えに穴山が顧問をする相撲部の試合に出るよう頼まれる。しかし、その相撲部にいたのはまだ一度も勝ったことのない8年生の清水ひとりだった……。
