ハンサム☆スーツ(2008)


 
 
ブサイクな男性がハンサム・スーツ(着ぐるみ)によって美男子に変身する・・
この作品、観ている途中で先も読めるし、オチもわかってしまうのですが
結構感動してしまいましたし、ウルルンしてしまいました。
 
私的にイチバンよかったのは、本江役の大島美幸さん。
ブスだけど、気が利いて働きものでやさしい女性。
皆から「これで美人だったら最高」と言われながらも
彼女がそばに寄ると男性は後ずさります。
それでも「なんてね」と、笑顔を絶やさないのです。
特に琢郎(塚地武雄)と一緒に小さな幸せ探しをしながら帰るシーンは
素敵でした。
 
エンドロールで知ったのですが、脚本が鈴木おさむさんなんですね。
「一緒に笑っていられる」と本江を選ぶ琢郎に
鈴木おさむさんの愛を感じました。
好きになったら、どんな美女より綺麗に見えるんだよ、と。
 
谷原章介さんの三枚目や伊武雅刀さんの怪演も良かったですし、
佐田真由美さんと北川景子さんが美しかったですね。
 
しかしながら、もし自分がハンサム・スーツを手に入れたらどうします?
小さな幸せ探しに、感動したとかなんとか言ってはみたけれど
私もやはり、スーパー・モデルとかになって
「ELLE」や「フィガロ」の表紙なんか飾ってみたいかも。
・・・
スーパーのチラシのモデルじゃないからね?笑
 

 
 
【あらすじ】allcinemaより
亡き母が切り盛りしていた定食屋“こころ屋”を営む33歳の大木琢郎は、料理上手で心優しい店の人気者。しかし、その肥満でブサイクな容姿からこれまで全く女性に縁がない。一目惚れした新人アルバイトの寛子に思い切って告白するもあっさりとフラれ、店を出て行かれる始末。そんな琢郎はある日、スーツの新調に訪れた紳士服屋で、着るだけでハンサムになれる“ハンサム・スーツ”と出会い、そのお手軽ながら夢のようなスーツを購入する。そして、琢郎はそのスーツに袖を通すと、絵に描いたようなハンサム男へ変身を遂げるのだった。こうして、スーツを着用した時の琢郎は光山杏仁として一躍人気カリスマモデルとなり、超モテモテのドリーム・ライフを満喫していくのだが…。