夕陽に赤い俺の顔(1961)


 
 
♪月が出たならお前を殺す
♪ 真っ暗闇ならキッス!キッス!
♪俺はお前の墓場だぜ
♪寂しがり屋の墓場だぜ~
 
カルト的な作品でしたね。
奇妙なノリの、アクション&ミュージカルそしてコメディの殺し屋もの。
ナンセンスで破天荒ですが、とてもモダン。
好きな人は好きだと思います、こういう世界。
そしてこの歌のメロディーが頭から離れません。笑
  
建築会社の汚職を調査している雑誌社の記者の有坂茉那(岩下志麻)を殺すため
殺し屋仲介業者は、7人の殺し屋のなかから誰か一人を選ぶことになります。
しかし仕事を依頼されたのは、殺し屋を選抜する競馬場に居合わせた
ガンマニアの石田晴彦(川津祐介)。
面白くない殺し屋たちは、石田を殺そうと追うことになります。
一方の石田は茉那にひと目惚れし、茉那を助けようとします。
 
こう書くと、ちゃんとストリーがあるようですが、ストリーは関係ない作品。
子どもの頭の上のリンゴを的に、銃の腕を競い合うオープニングから
私はちょっと、ついていけませんでした。
 
夕陽に赤い俺の顔はともかく、夕陽に赤い岩下志麻さんはとても
可愛かったですね。
この作品で篠田監督と恋に落ちたのでしょうか?
・・・どうでもいいんですけど。笑
 

 
【あらすじ】NHKオンラインより
寺山修司によるオリジナル脚本を、「少年時代」など多くの名作を手掛ける篠田正浩監督が映画化したスタイリッシュなアクション・コメディー。水田建設に家族を奪われた有坂茉那は、復しゅうのため水田の不正を暴く資料を集めていた。一方、水田は茉那を消すため殺し屋あっせん屋に仕事を依頼。個性豊かな殺し屋たちの中から、プロと勘違いされて選ばれた射撃の名手・石田春彦は、水田の依頼を引き受けて茉那に近づくが・・・。