原題は「Friday the 13th」
人気のないキャンプ場で、若者たちが酒を飲んだりセックスしたり
乱痴気騒ぎをしているのを戒めることから
ファンからは「風紀委員長」の愛称で親しまれている
殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズ
こう続けてホラー映画を見てわかったことは
「どのように殺されるか」「誰が生き残るのか」を
予想して楽しむのが醍醐味なのでしょうね
作り手もいかに予測不能にするかを考えていて
(そのせいでツッコみ処が多くなるけど 笑)
伏線とヒネリを効かせて頑張っているのがわかります
1957年、ニュージャージー州にあるクリスタルレイクで
キャンプに参加していた11歳のジェイソン(生まれつき顔が変形している)は
少年少女たちから差別され、顔に布袋を被せられたまま湖に突き落とされます
キャンプ指導員たちは性行為に夢中で監視を疎かにしていたため
ジェイソンはそのまま消息不明になってしまいます
その後、性行為に及んでいた指導員の男女が殺害され
さらに何者かによって水質汚染が起き、キャンプ場は閉鎖されます
しかし十数年後、キャンプ場が再開され指導員候補生たちが集められると
候補生たちは次々と殺人に巻き込まれていき
アリスただひとりが生き残ります
1作目ではジェイソンは登場しないんですね(笑)
犯人はなんとジェイソンの母親パメラでした
ラストにジェイソンらしき少年が登場するのは
「キャリー」を見たメイクアップ・デザイナーが
「chair jumper」(驚いて椅子から飛び上がるシーン)を提案し
付け加えられたそうです
2作目で、大人になったジェイソンが登場
まだアイスホッケーのマスクは被っておらず
完璧に「エレファントマン」をパクっております(笑)
キャンプ場に訪れた若者たちを、死んだ母親の仇と思い込み
連続殺人に手を染めていくようになります
生き残ったジニーはパメラの遺品であるセーターを着て
ジェイソンに語りかけますが
バレて襲われているところをポールが助けに来る
ジニーは警察と救急隊に保護されたものの
ポールとジェイソンは消えていなくなります
(なんて丸投げなんだ 笑)
3作目でやっと、アイスホッケーのマスクが登場
キャンプ場に高校生の男女グループがやって来た
女の子を驚かせようといたずら好きの男子が被っていたのが
ホッケーのマスクだったんですね
それを拾ってみんなの知っているジェイソンになったという(笑)
いちゃついてる男女を殺していき
最後に残ったクリスという少女に、頭に斧を刺され
ジェイソンは死ぬのですが
4作目の死体安置所で蘇り、看護師を殺して脱走
湖に戻りキャンプ場の若者たちを殺していきます
(毎回キャンプ場の場所は違う←でも歩いて行ける距離 笑)
さらに湖の近くに住む一家を襲いに行くと
そこに住む特殊メイク好きの少年トミーは
(コリー・フェルドマンが超懐かしい)
子ども時代のジェイソンそっくりに変装し
ジェイソンが油断した隙に顔面にナタを叩き込まれ
前のめりに倒れたジェイソンの頭は真っ二つになり
さらにトミーはジェイソンをめった刺し
(トミーがいちばん怖いわ 笑)
ジェイソンは息絶えたのでした(享年40歳)
ひとまずこの4作でジェイソンのキャラクターが
完成したということでしょうか
とにかく、クリスタルレイクが出没場所と決まっているのに
警察は捕まえないし
クリスタルレイクに若者が集まってくるたび
連続殺人は続くという(笑)
(いまのところ全10作+フレディと対決する外伝)
実際のロケ地はニュージャージー州にある
ノベボスコキャンプ場(Camp No-Be-Bo-Sco) で
主にボーイスカウトのためのプログラムで使われているそうです