チャイルド・プレイ(1988)

 

まだまだ続くよ、勝手に「夏ホラ」祭

ホラー映画界のアイドル、チャッキー登場でございます(笑)

原題は「Child's Play(おままごと)

ちょっと思っていたのとは違う、呪術的なオカルトもの

逃亡中の連続殺人犯が自分を撃った刑事と

撃たれた自分を見捨てて逃げた相棒に復讐するため

ブードゥーの呪文を使って故意に人形に乗り移るというもの

実際人形に魂が乗り移るという話はよくありますし

単純なストーリーだけに、わかりやすく面白かった

外国の人形の、妙にリアルで可愛くない感じが(笑)

怖さを引き立たせてもいます

デパートで働くシングルマザーが

息子アンディが欲しがっているグッドガイ人形を

6歳の誕生日プレゼントにホームレスの行商から安く買います

その人形こそ連続殺人犯魂が乗り移った「チャッキー」

「チャッキー」はチャールズ・リー・レイと名乗り

残業になったママの代わりに子守にやって来たママの親友マギーを

(テレビのニュースを見せてくれないから)殺してしまいます

しかしママも警察もアンディの話を信じてくれません

翌朝、チャッキーと登校したアンディは学校を抜け出し

電車に乗って裏切者のエディの家に向かいます

アンディがおしっこに行っている間

エディの家をガス爆発させるチャッキー

チャッキーがやったと言っても、やはりママも警察も信じてくれない

アンディはマギーとエディ殺しの容疑者として

精神病院に入院させられてしまいます

しかしママがチャッキーが電池なしで動いていることを知り

チャッキーを暖炉で燃やそうとしたところを反撃され

マイク刑事に助けを求め逃げますが、刑事は話を聞いてくれません

ママはひとり、チャッキーを売っていたホームレスを探し出しますが

ホームレスにレイプされそうになったところにマイク刑事が現われ

チャッキーは、殺人鬼チャールズ・リー・レイが殺された

おもちゃ屋で拾ったことがわかります

しかもチャールズ・リー・レイを撃ち殺したのはマイク刑事でした

チャールズ・リー・レイの部屋を訪れると

彼がブードゥーの秘術師ジョン・ビショップの弟子だったことがわかります

マイク刑事とママがジョン・ビショップに会いに行くと

すでにチャッキーに襲われ瀕死の状態でしたが

チャッキーことチャールズ・リー・レイの魂が

アンディに乗り移ろうとしていること

チャッキーが呪文を唱える前に彼を殺さなければならない

チャッキーの心臓はすでに人間化していて

殺すには心臓を撃ちぬくことしかないと伝え息絶えます

精神病院にやってきたチャッキーに気付いたアンディは

病室から逃げますが

チャッキーはアンディが助けを求めた主治医を電気ショック療法器で殺害

病院を逃げ出し自宅に戻ったアンディをチャッキーは気絶させると

アンディを乗っ取ろうと呪文を唱えはじめます

そこにママと刑事が到着

チャッキーに火を付け倒したと思ったのもつかの間

真っ黒に焼け焦げたチャッキーは再び攻撃をしかけてきます

刑事はチャッキーの頭と手足を撃ち落とし

チャッキーは死んだと思われましたが

マイク刑事の相棒ジャック刑事が到着し

チャッキーの頭を棚の上に置くと

バラバラになったチャッキーが再び攻撃してくる

 

これはもう、未来からやってくるまでもない

ちびっこ「ターミネータ」(笑)

マイク刑事がチャッキー心臓を撃ち抜き、今度こそチャッキーを殺害

部屋を出ようとしたアンディチャッキーの残骸を振り返

チャッキーが本当に死んだかどうかはわからないという(笑)

不安を残したまま幕は閉じるのでした

 

 

【解説】映画.COMより

悪意を持つ人形に襲われる母子の恐怖を描くホラー映画。エグゼクティヴ・プロデューサーはバリー・M・オズボーン、製作はデイヴィッド・カーシュナー。ドン・マンシーニの原案を基に、監督・脚本は「フライトナイト」のトム・ホランド、共同脚本はマンチーニとジョン・ラフィア、撮影はビル・バトラー、音楽はジョー・レンゼッティが担当。出演はキャサリン・ヒックス、クリス・サランドンほか。

シカゴ、冷たい風の吹くある夜、刑事のマイク・ノリス(クリス・サランドン)に追いつめられた精神異常の連続殺人鬼チャールズ・リー・レイ(ブラッド・ダリフ)は、行き場を失いオモチャ屋に逃げ込むが、そこでノリスの放った銃弾に倒れ、息絶える瞬間傍にあった人形を握りしめ、呪いの言葉をつぶやいた。その時突然稲妻がチャールズの身体をつきぬけ、オモチャ屋は爆発した。数日後6歳の誕生日を迎えた息子アンディ(アレックス・ヴィンセント)のために、カレン・バークレー(キャサリン・ヒックス)は町の行商人からグッド・ガイ人形を買ってやる。ところがその人形は自らをチャールズ・リー・レイと名乗り、以後母子の周辺ではカレンの親友マギー(ダイナ・マノフ)が転落死するなど奇怪な事件が相次いだ。実はその人形こそがチャールズが死の直前まで握りしめていた人形で、それには彼の悪の魂が込められていたのである。やがてマギーの転落死事件の担当がノリスだったこともあり、アンディを守るためカレンは彼と力を合わせ、人形を退治しようとする。しかしずる賢さにたけた人形は常に先手をうって3人を恐怖に落とし入れるが、アンディの機転によって窮地を脱出、命からがら人形退治に成功を収めるのだった。 1988年製作/88分/R15+/アメリ
原題:Child's Play
配給:UIP