「覚えている。 父の家にも砂時計があった。 砂の落ちる道が非常に狭くて、最初はいつまでも上の砂が変わらずに見える。 砂がなくなったことに気づくのは、おしまいのころだ。 それまでは、だれもほとんど気にしない。 最後のころまで。 時間が過ぎて、気が…
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