主演ふたりの結婚報道で、再び話題になっている韓国の大人気ドラマ
コロナ休暇(休暇じゃねえって)のおかげで
約1時間半×16話、全エピソードいっきに見ることができました
パラグライダーの試行運転中、竜巻に巻き込まれてしまい
陰謀に巻き込まれてしまう財閥令嬢の韓国人女性と
彼女を守ろうとする北朝鮮の将校と、4人の部下たち
財閥令嬢で、何不自由なく裕福な家庭に育ち
ファッションブランドのCEOも務める実業家ユン・セリ(ソン・イェジン)
こいつが本当に非常識でわがままでイラつく女なんですよ(笑)
たまにワイドショーなんかで韓国の財閥令嬢のトンデモ行動が
報道されることがありますが、まさしくその通り
このような韓国人の気質は「儒教の呪い」と呼ばれていて
儒教では「いちど謝ったら罪人」扱いになり
隷属(れいぞく=支配されること)されてしまうので
どんな手段を使ってでも相手に謝らせようとします
そのうえ(家族間でも職場でも)目上の人には
従わなければいけないという教えがあるので
自分より目上の人には媚びを売り
格下の人間は召使いのごとく扱うのです
とはいえ、韓国ともともとは同じ国家だったため上司の命令は絶対
社会主義共和国家といいながら、格差も驚くほど大きい
そこに韓国の令嬢がやってきて「あれをしろ」「これもしろ」と
当然のように主張や命令をしてくるわけだから、目がテン
この女は、一体何を言ってるのだろう
終盤でわかってくるのですが
ジョンヒョンは最初からユン・セリが好きだったのですね
この欲望露わな裏表のない性格も彼にとっては新鮮
彼女の全てを受け入れるのです
いわば韓国版ジェイン・オースティン(笑)
だだ、ジェイン・オースティンほど嫌味に感じないのは
コメディタッチであること
このタカピー(高飛車)な女を、軍人や村の人々はフツーの女子として扱い
困った人は見捨てない、助けてくれた人には恩返しをする
人情的でもあるのです
北朝鮮の人々のやさしさに感化されたユン・セリは
韓国に帰国すると、自分の事業でも活かします
部下を思いやり、一緒にファストフードで食事するようになる
そこに殺し屋からユン・セリを守るためジョンヒョンと
ジョンヒョンを帰国させるため4人の部下と耳野郎(盗聴師)が
北朝鮮から韓国にやってきます
北朝鮮から来た軍人にとって、韓国はワンダーランド
はじめてディズニーランドに来たようなものですね(笑)
さらに英国国籍をもつ詐欺師、ク・スンジュンと
ジョンヒョンの婚約者のソ・ダンのロマンス
そしてユン・セリを陥れようとする、次兄とその妻
ジョンヒョン一家を失脚させようと企む
保衛部チョ・チョルガンの策略
最初から最後まで悪役が憎たらしく、決してブレないのがわかりやすい(笑)
そのたびにヒョンビンがかっこいい(笑)
怒っても、笑っても、泣いても、走っても、いちいちかっこいい
そして、かっこいいのに可愛い
これには世界中の奥さまがメロメロになってしまうのも納得
女を落とすために生まれてきたような男だ(笑)
リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)
北朝鮮の人民軍第五中隊隊長で、総政治局長の次男
ピアノの才能があり、スイスに留学していた経験がある
兄ムヒョクの事故死の真相を探ろうとしている
ユン・セリ(ソン・イェジン)
財閥クイーンズグループの令嬢で、セリズチョイスのCEOを務める実業家
父に後継者に指名されるが、パラグライダーの事故で北朝鮮に不時着してしまう
ピョ・チス(ヤン・ギョンウォン)
ジョンヒョクの部下
お喋りで威張っていて、セリと敵対し会うたびに口喧嘩になるが
本当は小心者でやさしい
パク・グァンボム(イ・シニョン)
ジョンヒョクの部下、寡黙でハンサム
ジョンヒョクに信頼され、いろいろな任務を任されている
キム・ジュモク(ユ・スビン)
ジョンヒョクの部下、韓国ドラマ好き
韓国や西欧の言葉や知識を身に着けていて、チェ・ジウの大ファン
クム・ウンドン(タン・ジュサン)
ジョンヒョクの部下、一番年下で優しい
セリが弟のように可愛がる
ソ・ダン(ソ・ジヘ)
ジョンヒョクの婚約者で、高級デパートを経営する母を持つセレブ
チェロの音楽留学先のロシアから結婚のため帰って来る
酒癖が悪い、菜々緒に似ている
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- コ・ミョンウン(チャン・ヘジン)
- 平壌最大のデパート社長でソ・ダンの母
- コ・ミョンソク(パク・ミョンフン)
- 保衛局司憲局長少将でソ・ダンの叔父、ミョンウンの弟
ク・スンジュン(キム・ジョンヒョン)
英国国籍を持つ実業家、セリの次兄セヒョンの金を横領し
詐欺罪で指名手配犯となり北朝鮮に潜伏している
ソ・ダンに一目惚れをする
マ・ヨンエ(キム・ジョンナン)
軍人の社宅村に住む大佐の妻、夫の部下を昇進させる権力も持っている
煽てられるとすぐに乗せられる性格
ナ・ウォルスク(キム・ソニョン)
社宅村の班長
夫の昇進のためにヨンエに尽くす
ヤン・オックム(チャ・チョンファ)
社宅村の美容師
元アナウンサーで村の放送もしている
ヒョン・ミョンスン(チャン・ソヨン)
マンボク(耳野郎)の妻
ママ友の中で一番年下でおとなしいが、的を得た発言をするタイプ
チョ・チョルガン(オ・マンソク)
保衛部(秘密警察のような組織)の少佐
密輸や文化財盗堀で外貨を稼ぎ
悪事がばれそうになると邪魔者は事故死にみせかけて殺す
上層部への多額の賄賂で自分の身を守っている
チョン・マンボク(キム・ヨンミン)
耳野郎と呼ばれる盗聴室所属の軍人
チョルガンに脅され、ジョンヒョクの家を盗聴する
ジョンヒョクの兄ムヒョクの死の真相を知っている
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- リ・チュンリョル(チョン・グックァン)
- ジョンヒョクの父、朝鮮人民軍総政治局長
- キム・ユンヒ(チョン・エリ)
- ジョンヒョクの母、元女優
- リ・ムヒョク(ハ・ソクジン)
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- ジョンヒョクの兄、大尉で7年前に事故死
- ユン・ジュンピョン(ナム・ギョンウプ)
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- セリの父、国内最大企業クイーンズ・グループの会長
- セリを後継者に指名する
- ハン・ジョンヨン(パン・ウンジン)
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- セリの血の繋がらない母、海岸にセリを置き去りにした過去がある
- ユン・セジュン(チェ・デフン)
- セリの長兄、出世欲はあるが実業家向きでない性格
- ド・ヘジ(ファン・ウスレ)
- 元女優でセジュンの妻、お調子者だけど根は善人
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- ユン・セヒョン(パク・ヒョンス)
- セリの次兄、セリ失踪後父の後継者となることが決まったため
- セリが生きていることを知りセリを北朝鮮から帰れないようにする
- セリ帰国後はセリを失脚させるためと、ク・スンジュンを捕らえるため
- オ課長を通じて北朝鮮内のヤクザを雇う
- コ・サンア(ユン・ジミン)
- セヒョンの妻、政治家の一家の娘であらゆる方面にコネがある
- 夫セヒョンをグループの後継者にするべく陰謀を計る
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- ホン・チャンシク(ゴ・ギュピル)
- セリス・チョイスのチーム長
- セリの声を聴くと蕁麻疹が出る
- パク・スチャン(イム・チョルス)
- 保険会社にの社員で、セリの加入している高額生命保険の担当者
- セリの生還を望み、国境や離島を探すよう要請し
- セリのSOSの信号をキャッチするが、セヒョンにより却下される
- チョン社長(ホン・ウジン)
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- 北朝鮮の違法事業「キーピング事業」の担当者
- ク・スンジュンの世話をしている
- オ課長(ユン・サンフン)
- 韓国のブローカー
- 国外逃亡を図りたい人犯罪者に北朝鮮の「キーピング事業」を斡旋している
- そのほか、市場の化粧品売りの女の子や占い師など
- 脇役もたくさん出てきますが、一切登場人物を迷うことがないという
- わかりやすさ(笑)